4月17日(水)八ヶ岳・富士見高原の朝は、まだ寒い!
昨日の朝と今朝の冷え込みはすごく、 AM 5時に-2度で霜柱がありました。 
しかし、朝晩は冷えこみますが、昼間は10度を超える日が続き、かなり暖かくなりました。
景色は、まだ新芽の芽吹きはなく殺風景ですが、2週間後のGW頃には、新芽で淡いグリーンになると思います。
・・・・・ まだまだ、小鳥も寒そうです!





■  シリーズ :旅の途中! ■
色々な景色やモノを見て、色々な考え・色々な人に出会う!


≪ 八ヶ岳生活の仲間 / 友人 ≫


時の経つのは早いものです!
昨年末に、 東京/多摩市の拙宅に 友人夫婦がみえてから、もう半年近く経ってしまいました。そこで、こちらの生活を始めるにあたり、甲斐大泉にあるその友人宅にお邪魔してきました。

友人は、シュタイナー・人智学研究者でルドルフ・シュタイナーの主著「神秘学概論」の翻訳者でもあります。私も、四十数年間・同じような研究をしていますが、会えば ” 馬鹿話 ” に花が咲き、殆ど難しい話はナシで終わります。友人と私は同じ年、そして、各々のパートナーも同じ年、こうなると馬鹿話が盛り上がる!
ま~、人生は時間つぶしでしかないと考えている私には、人生のすべてが ” 馬鹿話 ” 的なのですが!


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今回、このようにルドルフ・シュタイナーのことを書こうと思ったのは、上記の友人夫婦と馬鹿話会(飲み会)を十年近くやっていて、いつも話題になることが有ります。
・・・ その馬鹿話の一部(シュタイナー思想の学びの姿勢や教育等)を徒然に書いてみたいと思っただけですので、書いていることが正しいとか間違いているとかではなく飲み会の馬鹿話程度として読んでください。
ま~、難しく考えないで、時間つぶし程度に考えて下さい!

欲を言えば、シュタイナー教育や学校関係・研究者の方が、鼻くそをほじくり返しながらでも目を通して、何か(肯定・否定)を感じて頂けたら幸いです。



◆ 馬鹿話の ” prologue 1 : 社会情況 ”  

最近の社会的風潮は”スピリチュアル、前世療法、霊視、霊気、数多のカウンセリング、セラピー(サイコセラピー)、ヒーリング、ホロスコープ”など、この種の学びや精神療法が注目されていますが、 私が目にしたこの種の情報は、お金を取ったり宗教的な勧誘だったり、なんらかの不安を抱える人々を募ったりするものが多い。
当事者の方々は世のため、人のためにとの思いで活動されているのでしょうが、マダマダ未知なる世界(私見)、・・・・・  視点を変えすぎて、” のめり込んでの行為・行動”
には注意が必要だと思っています。

人間の内面への旅! ≫ 精神科学は、「物質」世界での「生活」という”柵”からできる限り離れて思考することから始ります。
それは、お金が絡んだり、人の弱みに付け込むように思われることなどの物質的・非人間的な考え方から離れる、・・・・・ ことだと思います!



ま~ 所詮、馬鹿話の延長ですので大したことはありませんが、何かが伝われば幸いです。



◆ 馬鹿話の ” prologue 2 : 学び ”  


シュタイナーの思想は、建築・教育・農業・医学・舞踏 ”Eurythmie(オイリュトミー)” ・宇宙進化等々の広範囲の分野に及び、その分野を彼独特の論理で構築していますので、誤解や勘違いも起こります。

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・・・・・・・・  Rudolf Steiner 叙述より

『 私は全く意識的に、誰にでも分る叙述ではなく、正しい思考の努力によってしか内容の中に入っていけないような叙述に努めた。 』

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だから、勘違いや間違いも起こります!

絵を学ぶ時には、先ず最初に基礎となるデッサンを、嫌となるくらいに学びます。 そのデッサンでモノを見る目や絵の基本的な事を身につけ、その後やっと絵筆を手に取ることができます。 
どのような学びにも、このような基本的な準備は必要で、表面的な形態やムードに流されずに、物事を見る目や心を養ってから”学びの扉”は開けるべきだと考えています。 
例えば、シュタイナー教育や学校にお子さんを預ける場合でも、親御さんがシュタイナー叙述についての基本的な考えやベースにある思想を学ぶと共に対比する考え方や意見にも耳を傾け、物事を見る目を養い(デッサン)且つ、納得してから絵筆を持ちキャンバスに向かうべきだと考えます。


尚、シュタイナー教育については、賛否両論があります。
どんなことやモノにも異なる考えや意見があっても良いのです。
特に、教育や思想については、対比するような考え方を聞かせない或いは見せないようにすることは、あってはならないことだと思っていますので、一つの反対側の考え方・意見も紹介いたします。

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☆ PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools) ☆

《原文のままで紹介》

ようこそPLANSへ!
シュタイナー教育の実体を世の中に

PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools)は、米国公教育の場に「宗教の自由」を守るために発足した“合法かつ無宗派の学校を目指した団体”です。 さまざまな背景をもつ元シュタイナー学校の父兄、教師、生徒、運営委員、そして信じていた人によって作られた世界規模のネットワークです。私たちは共通の目的をもっています。
その目的とは、進歩的で芸術に根ざした教育と言われているシュタイナー教育の実体を世の中に知らしめようというものです。 ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が創設したオカルト宗教のことを人智学と言い、シュタイナー教育とは、人智学の中で最も目立った活動のことをいいます。
PLANSは、シュタイナー学校と人智学を徹底的に調査しています。 この学校の教師を指導し啓発しているものが人智学の秘儀です。 PLANSは、いかなる宗教団体の信条であろうとも、それを説き実践する権利を否定しませんが、どの団体も使命については真実を述べて欲しいと思っています。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆

下記は、PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools) のホームページです。

 http://waldorfcritics.org/index.html

・・・・ 何故、このような団体ができ、活動しているのか?
当事者たちは、一度考えてみることも必要ではないのか?

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元シュタイナー学校の教師や父兄・生徒などで構成されているという。
この団体が特殊で悪いのか、或いは、シュタイナー学校を運営する側が悪いのか?、シュタイナーの教育理論の解釈を間違えての運営・実施でのことなのか、・・・
それとも、シュタイナーの教育理論が悪いのか?

・・・ 教育! ただ、妄信するだけでよいのだろうか!

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このような情報は、悪いもの・間違えているものとして見ない・見せない/聞かない・聞かせない、ということでは北朝鮮の状況と似ていることになってしまいます。 


・・・・・・・・ Rudolf Steiner 叙述より

Anthroposophie (人智学)という学問について。

私が書物に「神秘学」という書名を与えたことが、ただちに誤解を招いた。 多方面から”学”であろうとするなら、”神秘”であってはならないと言われたのである。 こうした異議は思慮が足りないのである。 それは、あたかもある内容を公表する者が、その内容を”神秘”にしたいと望んでいる、と言われたようなものである。 「自然科学」という言葉を用いる場合には、”自然”についての知識が扱われていることを暗示しようとしているのではないのか。 「神秘学」は、外的に自然の中では知覚されないという意味で、「秘密」に経過することがらについての”科学”なのである。/ Rudolf Steiner



科学/学問ならば – 束縛はありませんし、修正を繰り返し前進していく学びですので、疑義などの思いも述べることができます。 ですから、このような現象についても、見ない・見せない/聞かない・聞かせないではなく、より良く進むために考えることこそ”科学/学問”ではないでしょうか。

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《 教育 》
※ しかし、宗教・思想や政治が絡むので「 教育 」を論じることは難しい! 
簡単に否定も・肯定もできないのが教育ではないでしょうか。ですから、自分たちが信じている方法・方向で進むしかないとは思いますが、これからのシュタイナー教育・学校が良き方向に進むためにも、 一度・足踏みをしながら、真摯に考えてみることも必要ではないでしょうか?
・・・ より良く前進するために!



☆ 馬鹿話 2 / オウム真理教事件から考える”神秘学思想” ☆

私の個人的な解釈になりますが、麻原氏やオウム真理教の方々が口にしていた言葉で、気になる言葉があります。 
その言葉とは、「来世」「前世」「輪廻転生」「死後の世界」「カルマ」「アストラル」「超能力」「予知」「イニシエーション」「幽体離脱」「霊」「神秘体験」「終末論」「救済」「不殺生」「自由」等などで、精神科学・神秘主義・各種宗教などでも使われる言葉でもあります。 
私には、これらの言葉の背後(似非)には途轍もない ”妖神” が潜んでいるように思えてなりません。 この”妖神”は、”人の心”に寄生し、変異・増殖を繰り返しながら”人の心”を蝕み、人を思いもかけない所へと突き進ませます。
オウム真理教・サリン事件に限らず、同じようなことが世界中で起きています。
まさに、時代の隙間に生息していた”妖神”ソノモノに人々は吸いよせられたのではないでしょうか
又、 サリンを撒いた加害者の一人・元医師の林郁夫氏は著書「オウムと私」の中で述べています。
『 麻原は説法で、シャンバラ化計画について語っていました。ロータス・ヴィレッジを建設という事でした。 そこにはアストラル・ホスピタルという病院があり、真理学園という一貫教育の学校もあるということでしたが(中略)。 医療は麻原が瞑想で異次元(アストラル)や過去生の記憶から導入したというアストラル医療なるものを駆使し、病人のカルマやエネルギー状態をみて、死や転生も考慮に入れたものということでした。 (中略)私は緑の多い自然の中に転々と存在する建物群で心を込めた医療や教育をするという、その頃夢想していた病院や学校の姿とロータス・ヴィレッジを重ね合わせていました。』


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誰もが、一つ間違えば”ヒトラー”だったかもしれないし、”マザー・テレサ”になったかもしれない。
・・・ もしかしたら、サリンを撒いていたかも知れないのです !?
この文言をベースにして、読み進めて下さい。
尚、【 自分の解釈や行動には間違いがない! 或いは、ルドルフ・シュタイナーの叙述は、絶対で間違いなどあるはずがないと、宗教的に妄信している方!】 等は、私とは”学びの方向性”が異なるので、先に進まないほうがよいと思います。

Mohandas Karamchand Gandhi の言葉です

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・・・ Mohandas Karamchand Gandhi (1869 – 1948)

『 私はヒンズー教徒として本能的に全ての宗教が多かれ少なかれ真実であると思う。
全ての宗教は同じ神から発している。
しかしどの宗教も不完全である。
なぜならそれらは不完全な人間によって我々に伝えられてきたからだ。』



このようなことは、宗教に限らず全ての人間及び社会の事象に共通することに思えます。

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  私の考え方のポイントは、ルドルフ・シュタイナーも”人間”だったということです。

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だから不完全で・間違いはあるのは当然で、シュタイナー叙述のように現時点では答えの出ない・出せない考え方/思想等には、是々非々の心持で接する学び方がよいと思っています。
・・・ シュタイナーは、”神”的な存在で間違いなどはないと考える方には、異なる帰結になります。

ですから、”どのような学び”でも、 基本的な考えやベースにある思想を学ぶと共に対比する考え方や意見にも耳を傾け、物事を見る目を養い(デッサン)且つ、納得してから絵筆を持ちキャンバスに向かうべきだと考えるのです。それでも人間は不完全だから間違えることがありますが、たとえ間違えた解釈をしたとしても、過ちは小さく抑えられると思うんです。
・・・ サリンを撒くような愚かなことはしないで済むのではないでしょうか !?

『 私は、そんな馬鹿なことはしない! 』  サリン事件・加害者の一人・元医師の林郁夫氏は、このように思っていたそうです。

・・・ 誰もが、そう思っているんです!


《 考 / 教育 》

人々を救うはずの ”宗教/思想・政治そして教育”!
それらがもたらすはずの ”幸せ”

しかし、何故か!
それらがもたらす世界中で絶えない”紛争と貧困そして差別”

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写真(フラッシュなし) ・・・ 紛争地のムスリムの学び舎にて
パキスタンとの帰属問題で揉めている「India/Jammu-Kashmir」 の学び舎。銃撃の恐れがあるために窓がありません。
指導者は3人 / 学び手は40人位で、各指導者はそれぞれ小型機関銃を持参していて、思想教育とゲリラ戦法を教えていました。この写真に写っている子供達の中にも「ジャムー・カシミール解放戦線」の戦士になる子供がいるそうです。

これも彼らの状況においては、正しい教育なのです!

・・・ 善悪は、時代や国・状況によって変わります。
何が正しいのかを見る目や考える状況を作ることが教育の一番大切なことですが、難しい!
・・・ 正しいとは何か? 
日本の戦前を学んでください/思い出してください。
”となり組”の主婦連を思い出してください。




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◆ 《参考》 シュタイナーの教育概論

1919年4月にヴァルドルフ・アストリア(Waldorf-Astoria)タバコ工場の労働者に向けて行った講演の中で、学校の構想に触れ、聴衆の支持を得て実現化へと動き出します。
同年8月21日~9月6日、最初のシュタイナー学校(Waldorf・schule)の教師となるべき人達(12人)を前に連続講演をて行い、講演が終った翌日の9月7日に、タバコ会社を経営するエミール・モルト(Emil Molt)の援助を受け、最初のシュタイナー学校が開校されます。

これがシュタイナー学校の始まりになります。

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・・・・・・・・・  エミール・モルト ( Emil Molt / 1876 – 1936 )

12人の教師となるべき人たちに行った連続講演では、シュタイナー教育の基本知識である・・・
1 ) 教育の基礎としての一般人間学
(Al1gemeine Menschenkunde a1s Grundlage der Paedagogik)
2 ) 教育芸術-方法論と教授法
(Erziehungskunst,Methodisch-Didaktisches)
3 ) 教育芸術-演習とカリキュラム
(Erziehungskunst,Seminarbesprechungen und Lehrplanvortraege)
の三つを中心とし、 オイリュトミーについても、語られています。
シュタイナーは、これらの講演を、午前中は人間理解のための「一般人間学」、午後は教育の実際面を説いた「教育芸術-方法論と教授法」、夜は参加者の発表も交えた「教育芸術-演習とカリキュラム」として一日のうちに行い、日曜日だけ休んで、二週間ぶっ通しで続けるという超人的なスケジュールで行ったようです。

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又、シュタイナーは、子供の成長を下記の三期に分け、その状況に応じた教育をすることを提唱しています。
第一期 / 牙交替開始までの7年期 ( 就学前のおよそ6、7歳までの子供。)
第二期 / 歯牙交替開始から第2次性徴が現われるまでの7年期 ( 約7歳~14歳までの子供。)
第三期 / 思春期の始まりから自我が確立するまでの7年期 ( 約14歳~21歳まで。)

そのシュタイナー教育は、成長過程にある子供の、精神的、感情的、生命的、肉体的な発達を超感覚的に観察しながら、精神科学的洞察を背景にしての「教育法の実践」のようです。 人智学思想に基づくことは当然として、その中でも子供の気質 ≪胆汁質(das cholerische Temperament),多血質(das sanguinische Temperament),粘液質(das phlegmatische Temperament),憂欝質(das melancholische Temperament) の4つ。≫ に重点をおいた教育法を主柱の一つにしています。

しかし、『 教師は気質による区分を,類型化と取り違えてはならない。 一人一人の子供の個性と,細かな違いを見抜く直観力が必要なのは言うまでもないだろう。 また年代別に言うなら,一般に子供はいつも上機嫌で多血質的,青年は情動が激しく胆汁質的,大人は思い悩んで憂欝質的,老人は外界への反応が乏しく粘液質的であるとも言える。』 と、シュタイナーは、述べています。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

ルドルフ・シュタイナーのアウトライン・教育理論の概略を簡単に説明しましたが、深く知りたい方はルドルフ・シュタイナーの各種書籍をお読み下さい。
・・・ 時間をかけ自己との対峙を試みるのも、暇つぶしにはもってこいです。




・・・・・・・・ Rudolf Steiner (1861-2/27 – 1925-3/30)  

* Geisteswissenschaft / Anthroposophie *
全ての人間は不完全なのです! しかし、完全ではないが”キラッと輝く考え方”をする人がいた。

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※ これからのシュタイナー教育・学校 及び、このような神秘学的な学問が良き方向に進むためにも、 以上のような事象を一度・真摯に考えてみることも必要ではないでしょうか?

・・・  馬鹿話会(飲み会)で 管を巻いている”おっさん達(ジガ・じーさん達)”より


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 ” 馬鹿話 ”  のページのつもりで書き始めましたが、何か難しい話ばかりになってしまいました。
次回からはもう少しソフトな感じにしたいと思っています。