2019年4月17日(水)

八ヶ岳・富士見高原の朝は、まだ寒い!
昨日の朝と今朝の冷え込みはすごく、 AM 5時に-2度で霜柱がありました。 
しかし、朝晩は冷えこみますが、昼間は10度を超える日が続き、かなり暖かくなりました。
景色は、まだ新芽の芽吹きだけで殺風景ですが、2週間後のGW頃には、新芽が開き淡いグリーンになると思います。
・・・・・ まだまだ、小鳥も寒そうです!



木々の芽吹き




■  シリーズ :旅の途中! ■
色々な景色やモノを見て、色々な考え・色々な人に出会う!



≪ 八ヶ岳生活の仲間 / 友人 ≫


時の経つのは早いものです!
昨年末に、 東京/多摩市の拙宅に 友人夫婦がみえてから、もう半年近く経ってしまいました。そこで、こちらの生活を始めるにあたり、甲斐大泉にあるその友人宅にお邪魔してきました。

友人は、シュタイナー・人智学研究者でルドルフ・シュタイナーの主著「神秘学概論」の翻訳者でもあります。 私は、四十数年前に 建築家/今井兼次氏の書籍で ガウディと共に紹介されていたシュタイナーの建築に興味が向かい、その変わった造形と創作思想やベースになる考え方(人智学)を研究していましたが、友人と会えば 真面目な話よりも、方向違いな” 馬鹿話 ” に花が咲きます。友人と私は同じ年、そして、各々のパートナーも同じ年、こうなると馬鹿話が盛り上がる!
ま~、人生は時間つぶしでしかないと考えている私には、人生のすべてが ” 馬鹿話 ” 的なのですが!・・・ な~んて言いながら酒を飲んでいます。

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友人夫婦と馬鹿話会(飲み会)を十年近くやっていて、いつも話題になることが有りますので、そんなことを徒然に書いてみたいと思います。

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それは ・・・
”学びや集まり” での注意点が話題になります。
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人は哲学や思想・宗教などを学び始めると 妄信し・真理とは真逆に心の針が振れて、”知識の勘違いや間違った拘り/特権意識や優越を求める心” に陥ります。
そして、思考や行動も一方向に偏り生じはじめます。
渦中では強烈な仲間意識が生まれて意識的・無意識的に同様の考え方/思考の人達でまとまり、その渦の外側の人達を蔑視・軽視するようになります。
その結果、身近な小さな諍い・対立から紛争~大きな戦争まで起こっています。

否、哲学や思想・宗教などだけでなく、全ての”学びや集まり”に共通することは、人間独特の優越感をも目覚ましてしまうのではないかと思っています。
ですから、”学びや集まり”では、自らを自制する心(精神)の在り方を最初に学ぶべきだと思うのです。

◆ ◆ ◆

そのうえ、思想や宗教などの”学びや集まり”の先にあるものには、マインドコントロール的な現象がつきもので、一歩間違えれば、”某・真理教”的な結果になりかねません。




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裁判所で、サリンを撒いてしまった元医師の林郁夫氏が、涙(号泣)ながらに述べていました。
・・・ 人の命を救う仕事の自分が、人の命を奪うこと/サリンを撒くなどをするとは全く考えられなかった。と  ・・・ 誰もが、自分はそんな馬鹿なことはしないと思っているのですね!

作家・ 村上春樹氏は、著書 :「約束された場所で(救いを求めて旅だった若者たちはなぜこんな所に辿り着いてしまったか?)」 で、当時の彼の状況と彼の供述について述べています。
「 現実というものは、もともと混乱や矛盾を含んで成立しているものであるのだし、混乱や矛盾を排除してしまえば、それはもはや現実ではない。 そして、一見整合的に見える言葉や論理に従って、うまく現実の一部を排除できたと思っても、その排除された現実は、必ずどこかで待ち伏せしてあなたに復習する事でしょう。」との言に対し、林医師はそのような説得ではおそらく納得しなかっただろう。 彼は専門的な言葉とマニュアル化されたロジックを連ねて鋭く反論し、自分の進もうとしている道がどれだけ正しく美しいものであるかを滔々と説いたであろう。

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ま~、他者に迷惑を掛けない”モノ”なら、”なんだかな~”で済みますが、思考や思想は、人間の心の中で変異を繰り返し、気がつくと心も身体も”魔物”に乗っ取られていることがあります。
そして、思いもかけない言動や行動をしてしまいます。
それもそれで、その方の人生なので  ・・・・ 大きなお世話なんですが! 
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・・・ そんな馬鹿話の一部(シュタイナー思想の学びの姿勢や教育等)を徒然に書いてみたいと思ったのです。 書いていることが正しいとか間違いているとかではなく飲み会の馬鹿話程度として読んでください。
ま~、難しく考えないで、時間つぶし程度に考えて下さい!

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尚、ルドルフ・シュタイナーって誰? シュタイナーの思想・シュタイナー教育ってなに? など初めて聞いた方にでも分かりやすく 且つ、全てに存在するであろう表裏の事象や社会状況との関連なども簡略化して書いてみましたので、興味のある方は参考にしてみてください。



エミール・ガレのガラス工芸ではありません!
・・・ 息抜きにこのような写真やスケッチを添付しています。

早朝/曇りガラスに映る樹木


人間の内面への旅! ≫ 精神科学は、「物質」世界での「生活」という”柵”からできる限り離れて思考することから始ります。
それは、俗世間の決まり事(ダルマ / धर्म Dharma,)に縛られずに精神の自由を求めることであり、お金が絡んだり、人の弱みに付け込むように思われることなどの物質的・非人間的な考え方からも離れる、・・・・・ ことだと思っています!

そして、”学び” ・・・・・・ 考え方によっては”諸刃(両刃)の剣”だと思います。だから、どのような”学び”でも、中庸な心で・俯瞰的に物事見ながら”自問自答”しつつ、前へ進むことではないでしょうか?・・・ 等々

・・・ インド/ブッダガヤ:早朝・釈迦大塔の横で経を読むチベット僧


ま~ 偉そうなことを書いていますが、所詮、ぐーたら人間の馬鹿話の延長ですので大したことはありません。・・・ 欠伸をしながらでも最後まで読んでくださったら幸いです。
・・・  馬鹿話会(飲み会)で 管を巻いているグータラ人間の”おっさん(ジガ・じーさん)”より。



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・・・ インド/コルカタ:マザーハウス(死を待つ人々の家)にて

” Subject ”

Rudolf Steiner 
1861・2/27 ~ 1925・3/30 (享年 64才)
Geisteswissenschaft / Anthroposophie


ルドルフ・シュタイナーは、建築・教育・農業・医学・舞踏 ”Eurythmie(オイリュトミー)” ・宇宙進化論等々の広範囲の分野で、自然科学とは異なる切り口による論理を構築し・実践した人で、その思想を、Geisteswissenschaft / Anthroposophie:精神科学/人智学と名付け、世の中に広めました。



” 学ぶということ! その1 ( 考えてみる )”

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・・・・・・・・  Rudolf Steiner 叙述より

『 私は全く意識的に、誰にでも分る叙述ではなく、正しい思考の努力によってしか内容の中に入っていけないような叙述に努めた。 』

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だから、勘違いや間違いも起こります!

絵を学ぶ時には、先ず最初に基礎となるデッサンを、嫌となるくらいに学びます。 そのデッサンでモノを見る目や絵の基本的な事を身につけ、その後やっと絵筆を手に取ることができます。 
どのような学びにも、このような基本的な準備は必要で、表面的な形態やムードに流されずに、物事を見る目や心を養ってから”学びの扉”は開けるべきだと考えています。 
例えば、シュタイナー教育や学校にお子さんを預ける場合でも、親御さんがシュタイナー叙述についての基本的な考えやベースにある思想を学ぶと共に対比する考え方や意見にも耳を傾け、物事を見る目を養い(デッサン)且つ、納得してから絵筆を持ちキャンバスに向かうべきだと考えます。

尚、シュタイナー教育については、賛否両論があります。
どんなことやモノにも異なる考えや意見があっても良いと思っています。
特に、教育や思想については、対比するような考え方を聞かせない或いは見せないようにすることは、あってはならないことだと思っています。そこで、最初に一つの反対側の考え方・意見も紹介いたします。・・・ この際! なぜだろうか? なんだろうか? と考えてみる。 なんでもいいから考えてみる・ただ考えてみる。・・・ それだけでもよいのではないでしょうか。



☆ PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools) ☆

《原文のままで紹介》

ようこそPLANSへ!
シュタイナー教育の実体を世の中に

PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools)は、米国公教育の場に「宗教の自由」を守るために発足した“合法かつ無宗派の学校を目指した団体”です。 さまざまな背景をもつ元シュタイナー学校の父兄、教師、生徒、運営委員、そして信じていた人によって作られた世界規模のネットワークです。私たちは共通の目的をもっています。
その目的とは、進歩的で芸術に根ざした教育と言われているシュタイナー教育の実体を世の中に知らしめようというものです。 ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)が創設したオカルト宗教のことを人智学と言い、シュタイナー教育とは、人智学の中で最も目立った活動のことをいいます。
PLANSは、シュタイナー学校と人智学を徹底的に調査しています。 この学校の教師を指導し啓発しているものが人智学の秘儀です。 PLANSは、いかなる宗教団体の信条であろうとも、それを説き実践する権利を否定しませんが、どの団体も使命については真実を述べて欲しいと思っています。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

下記は、PLANS(People For Legal And Nonsectarian Schools) のホームページです。

 http://waldorfcritics.org/index.html

・・・・ 何故、このような団体ができ、活動しているのか?
当事者たちは、一度考えてみることも必要ではないのか?

” ルドルフ・シュタイナーと仲間たち(人智学徒) ”
このような現象を、シュタイナーだったらどう思うのだろか?

元シュタイナー学校の教師や父兄・生徒などで構成されているという。
この団体が特殊で悪いのか、或いは、シュタイナー学校を運営する側が悪いのか?、シュタイナーの教育理論の解釈を間違えての運営・実施でのことなのか、・・・
それとも、シュタイナーの教育理論が悪いのか?

・・・ 教育! ただ、妄信するだけでよいのだろうか!

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このような情報は、悪いもの・間違えているものとして見ない・見せない/聞かない・聞かせない、ということでは北朝鮮の状況と似ていることになってしまいます。 



チョット、一息!
シュタイナー教育・モンテッソーリ教育 /オルタナティブ教育 そして従来の教育法
色々な教育法・色々な意見・色々な考え方・色々な生き方があっていいのだと思う
良いも・悪いも含めて色々なものを見なくてはと思う
何をやっても、やらなくても後悔はつきもの
間違えることもある、反省することもある、悔やむこともある・・・ それが人生!
・・・・ グータラ人間の私でも、そんなことを考えてしまいます!

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India/Sadhu – 撮影2002年

林住期・遊行期を迎え ガンガ(ガンジス河)上流で生活している サドゥの方たちに会うと人生って何だろうと考えてしまいます。 彼らは、今生で築いた全てを捨てて、次の世に行くために自らを浄化している。・・・ 写真の彼も、人生では色々な峠を乗り越えてきたのだと思います。しかし、現在はできるだけ物質的なものを排除し、羨ましくも達観しているように思えた。
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今生で、全てのシガラミ・拘り/妬み・怒りや欲望などから解放されるのは無理だと思いますが、ほんの一時でもいいから中庸な心になり、自分或いは自分たちのやっていることを見詰め直してみることも大切なように思えます。・・・ 答えなど出す必要はない、考えるだけで良いのだと思います。

彼らにお会いして思ったことです。



” 学ぶということ! その2 ( 視点 ) ”

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・・・ ” ルドルフ・シュタイナーと仲間たち(人智学徒) ”


科学/学問として”学ぶ”ということ!
その学びを”教える”ということ!
徒然に、”教育”というものを考えてみました。



《 考 》 教育 1

※ しかし、宗教・思想や政治が絡むので「 教育 」を論じることは難しい! 
簡単に否定も・肯定もできないのが教育ではないでしょうか。ですから、自分たちが信じている方法・方向で進むしかないとは思いますが、これからのシュタイナー教育・学校が良き方向に進むためにも、一度・足踏みをしながら、真摯に考えてみることも必要ではないでしょうか?
・・・ より良く前進するために!


Mohandas Karamchand Gandhi の言葉です

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・・・ Mohandas Karamchand Gandhi (1869 – 1948)


『 私はヒンズー教徒として本能的に全ての宗教が多かれ少なかれ真実であると思う。
全ての宗教は同じ神から発している。
しかしどの宗教も不完全である。
なぜならそれらは不完全な人間によって我々に伝えられてきたからだ。
又、さまざまな宗教があるが、それらはみな同一の地点に集まり通じるさまざまな道である。同じ目的地に到達する限り、我々がそれぞれ異なった道をたどろうとかまわないのではないか。 』

このようなことは、宗教に限らず全ての人間及び社会の事象に共通することに思えます。


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  私の考え方のポイントは、ルドルフ・シュタイナーも”人間”ということです。



《 考 》 教育 2

人々を救うはずの ”宗教/思想・政治そして教育”!
それらがもたらすはずの ”幸せ”

しかし、何故か!
それらがもたらす世界中で絶えない”紛争と貧困そして差別”

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写真(フラッシュなし) ・・・ 2000年/紛争地のムスリムの学び舎にて


パキスタンとの帰属問題で揉めている「India/Jammu-Kashmir」 Srinagarから北へ80Kmくらい離れた、パキスタンとの国境沿いにある学び舎にボートハウスでジープを借りて行きました。
学び舎には、銃撃の恐れがあるために窓がありません。
この地域は外務省の「海外安全情報」では ” 渡航中止勧告 ” になっていました。・・・ 世間を騒がせている”自己責任(自己無責任の世界)”で行きました。

この学び舎では、指導者は3人 / 学び手は40人位で、各指導者はそれぞれ小型機関銃を持参していて、思想教育とゲリラ戦法を教えていました。この写真に写っている子供達の中にも「ジャムー・カシミール解放戦線」の戦士になる子供がいるそうです。
これも彼らの状況においては、正しい教育なのです!

・・・ 善悪は、時代や国・状況によって変わります。
何が正しいのかを見る目や考える状況を作ることが教育の一番大切なことですが、難しい!
・・・ 正しいとは何か? 



—————— 《参考》上記に関連する BBCニュース ——————

2019年8月9日&15日 
両国が核保有国のインドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方住民は、実効支配の強化を狙うインド政府によって長年の自治権を剝奪(はくだつ)された。
住民らは、通信網が遮断され、外出もままならない厳戒態勢下に置かれている。


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カシミール地域の複雑な勢力図 ( BBC )

ジャムー・カシミールの州都スリナガルの繁華街は、8月10日午前シャッターは下ろされ、多くの道路は有刺鉄線で封鎖されている。
約1週間前に始まった外出禁止令のため、出歩く市民はほとんどなく、銃を持った治安部隊が数メートルおきに立っていた。
14日には、自爆攻撃や暴動が起こり、地元警察によると少なくとも37人の治安要員が死亡し、カシミール地域は紛争状態になっている。 以上 BBC-NEWS

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《参考》 カシミール紛争は、宗教・民族・思想紛争です。
スリナガールは、インドでありながら、インドではない雰囲気の町です。
朝の5時と夕の5時には町中に”コーラン”が流れ、殆どの市民はメッカの方向に向かって跪きます。
・・・ ヒンドゥの国にあるムスリムの町なのです!
この地域のパキスタン寄りのカイバル峠にアルカイーダの潜伏地がありました。
しかし、同じインド人そして同じヒンドゥ教徒の銃弾に倒れた”ガンジー”の上記の言葉! ・・・ 人間の不完全さや未熟さが分かります。

上記写真の”学び舎”は、地図のスリナガール ( Srinagar ) 上部の停戦ラインの近くにあり、十数年前に撮った写真です。
現在、この写真の子供たちが成人し戦士になり、戦っていると思うと心が痛みます。

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写真/スリナガールの現在
( BBC通信より )


日本では報道されないところでも悲惨な場所が多くあります。
世界では色々なことが起きています!

私が思う教育は、人間(自ら)の未熟さ・不完全さを教え、良いところだけを教えることなく・どのような学びにも欠点があることを教え、できるだけ影の部位も隠さずに対処し、偏りのない思想を教えることではないかと思っています。そして、なによりも他者の学びや他者の宗教も尊重し、分け隔てのない環境造りを心がけることではないでしょうか。 ・・・ 難しいが、次の世界のための心や精神の修練・学び(教育)には避けては通れない道だと思っています。



” 人は、なぜに学ぶのだろうか? ”

・・・ 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか – ”Gauguin”


学問・哲学・宗教、それに精神科学等々 人はなぜ学ぶのだろうか?

よりよく生きるため、或いは幸せになるため、と 多くの方は答えるのではないでしょうか? ・・・ それも一つの答えかも知れませんが、私はガンと闘って死んでいった、宗教学者の岸本英夫氏の末期の言葉に、人間の深層心理の答えがあるような気がしますので記載してみます。

『 生命を断ち切られるということは、詳しく考えるとどういうことであるか。
それは、人間の肉体的生命の終わりであることは、たしかである。呼吸はとまり、心臓が停止する。
しかし、生命体としての人間を構成しているものは、単に 生理的な肉体だけではない。すくなくとも、生きている間は、人間は精神的な個と考えるのが常識である。生きている現在においては、「自分」というものの意識がある。
「この自分」というものがあるのである。
そこで問題は、「この自分」は、死後どうなるかという点に集中してくる。
・・・ これが人間にとっての大問題となる。』
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この「自分」は、生命体の消滅と同時に消え去ってしまうのか、或いは 何らかの形で継続していくものなのか? ・・・・ 知りえない・そこを、知りたいのではないか。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


Rudolf Steiner 
Geisteswissenschaft / Anthroposophie

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◆ 徒然ついでに! ◆

シュタイナーの教育概論

1919年4月にヴァルドルフ・アストリア(Waldorf-Astoria)タバコ工場の労働者に向けて行った講演の中で、学校の構想に触れ、聴衆の支持を得て実現化へと動き出します。
同年8月21日~9月6日、最初のシュタイナー学校(Waldorf・schule)の教師となるべき人達(12人)を前に連続講演をて行い、講演が終った翌日の9月7日に、タバコ会社を経営するエミール・モルト(Emil Molt)の援助を受け、最初のシュタイナー学校が開校されます。
これがシュタイナー学校の始まりになります。

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・・・・・・・・・  エミール・モルト ( Emil Molt / 1876 – 1936 )


12人の教師となるべき人たちに行った連続講演では、シュタイナー教育の基本知識である・・・
1 ) 教育の基礎としての一般人間学
(Al1gemeine Menschenkunde a1s Grundlage der Paedagogik)
2 ) 教育芸術-方法論と教授法
(Erziehungskunst,Methodisch-Didaktisches)
3 ) 教育芸術-演習とカリキュラム
(Erziehungskunst,Seminarbesprechungen und Lehrplanvortraege)
の三つを中心とし、 オイリュトミーについても、語られています。
シュタイナーは、これらの講演を、午前中は人間理解のための「一般人間学」、午後は教育の実際面を説いた「教育芸術-方法論と教授法」、夜は参加者の発表も交えた「教育芸術-演習とカリキュラム」として一日のうちに行い、日曜日だけ休んで、二週間ぶっ通しで続けるという超人的なスケジュールで行ったようです。

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又、シュタイナーは、子供の成長を下記の三期に分け、その状況に応じた教育をすることを提唱しています。
第一期 / 牙交替開始までの7年期 ( 就学前のおよそ6、7歳までの子供。)
第二期 / 歯牙交替開始から第2次性徴が現われるまでの7年期 ( 約7歳~14歳までの子供。)
第三期 / 思春期の始まりから自我が確立するまでの7年期 ( 約14歳~21歳まで。)

そのシュタイナー教育は、成長過程にある子供の、精神的、感情的、生命的、肉体的な発達を超感覚的に観察しながら、精神科学的洞察を背景にしての「教育法の実践」のようです。 人智学思想に基づくことは当然として、その中でも子供の気質 ≪胆汁質(das cholerische Temperament),多血質(das sanguinische Temperament),粘液質(das phlegmatische Temperament),憂欝質(das melancholische Temperament) の4つ。≫ に重点をおいた教育法を主柱の一つにしています。

しかし、『 教師は気質による区分を,類型化と取り違えてはならない。 一人一人の子供の個性と,細かな違いを見抜く直観力が必要なのは言うまでもないだろう。 また年代別に言うなら,一般に子供はいつも上機嫌で多血質的,青年は情動が激しく胆汁質的,大人は思い悩んで憂欝質的,老人は外界への反応が乏しく粘液質的であるとも言える。』 と、シュタイナーは、述べています。

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ルドルフ・シュタイナーのアウトライン・教育理論の概略を簡単に説明しましたが、深く知りたい方はルドルフ・シュタイナーの各種書籍をお読み下さい。
・・・ 時間をかけ自己との対峙を試みるのもよいのではないでしょうか。



そして、 * Geisteswissenschaft / Anthroposophie * (精神科学/人智学)  : Occultism/ Okkultismus (神秘学)

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・・・・・・・・・・・・・・ Rudolf Steiner 叙述より


 ・・・  神秘学は、科学/学問なのです。

「神秘学」・この言葉は、現代のさまざまな人々にとって、直ちに敵対する感情を呼び覚ます。 多くの人々にとって、この言葉は、嫌悪感を持たせるものであり、嘲笑、さげすんだ笑み、そして、おそらく軽蔑を呼び起こす。 そうした人々は、この言葉が示されている考え方は、ただ無意味な夢想や空想に基づいており、そのような「偽りの」科学の背景には「真の科学性」と「本当の認識努力」を知っている者ならば、避けるのが当然で、あるあらゆる種類の迷信を復活させようとする衝動だけが隠されている、と思っている。・・・ 略 ~ /   Rudolf Steiner

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神秘学者は、自然科学の価値を誤って判断するつもりはなく、かえって自然科学者以上にその価値を認めようとする。
神秘学者は、自然科学にみられる思考方法なしには、どんな科学も基礎づけることができないことを知っている。 しかし、神秘学者は、この厳密さが、自然科学的思考の精神に真に通じることによって獲得されるならば、その厳密さを、魂の力を通して他の諸領域のために保持しておくことができることも知っているのです。 / Rudolf Steiner



* Geisteswissenschaft / Anthroposophie *

* 精神科学/人智学 * は、科学・学問なのです ・・・  Rudolf Steiner

科学/学問 ならば – 束縛はありませんし、修正を繰り返し前進していく学びですので、疑義などの思いも述べることができます。 ですから、このような現象についても、見ない・見せない/聞かない・聞かせないではなく、より良く進むために考えることこそ”科学/学問”ではないでしょうか。

又、神秘学/精神科学を宗教として考えているのなら別ですが、科学/学問として捉えるならば、 神秘学/精神科学を学ぶ側も・教える側も、内側の論理で固まるだけでなく、広い視野に眼を向け、垣根のない/拘束のない思考で学び・教えるべきではないかと思っています。

・・・・・・・・ Rudolf Steiner (1861-2/27 – 1925-3/30)  

* Geisteswissenschaft / Anthroposophie *
全ての人間は不完全なのです! しかし、完全ではないが”キラッと輝く考え方”をする人がいた


【  Epilogue  】

シュタイナー教育やシュタイナーの思考についての概略を簡単に説明しました。その意味合いは、精神性を高めようとする神秘学的な学問や教育が良き方向に進むためにも、関係者の方々が、フラット(中道)な気持ちになって、この種の学びの良い事象・悪い事象、自分たちに都合の悪いことも含めた事象を、一度・真摯に考えてみることも必要ではないでしょうか? という気持ちからです。


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” 飲み会” での ” ジガ・じーさん ” 達の馬鹿話のつもりで書き始めましたが、チョット込み入った話になってしまいました。
次回からはもう少しソフトな感じにしたいと思っています。  
・・・・ 行き過ぎた物質社会に憤りを感じながら、馬鹿話会(飲み会)で 管を巻いている ” ジガ・じーさん ” より



■  シリーズ :旅の途中! ■
色々な景色やモノを見て、色々な考え・色々な人に出会う! :追記

インドのガンジス河(ガンガ)の対岸に昇る朝日/India:Varanasi


2020年1月10日追記

年が変わり、2020年!
”Newton”という雑誌の今月号(2月号)は、【 生まれ変わるか・無に帰すか? ”宇宙の終わり” 】という見出しです。
そこに面白いことが書かれていましたので紹介いたします。

東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター・横山順一教授によると、宇宙の最後は、10の34乗年くらいにブラックホール以外の天体は消滅し、その後10の100乗年くらいになると、ブラックホール同士がまとまり途轍もなく大きなブラックホールが誕生するそうです。そのブラックホールが蒸発してなくなり宇宙は終わるそうですが、巨大なブラックホールが蒸発する直前になると、 ブラックホールのごく近くの領域が、ビッグバンのころのように超高温になり、それをきっかけにして、その領域の空間がブラックホールの内側に向けて膨張していき、新たな宇宙を作りだす可能性があるそうです。

ただし、不思議なことに、ブラックホールの蒸発を外側から見ている観測者からは何も残らないように見えると言います。
つまり、私たちの宇宙とは、つながりが切れた、新たな宇宙が生まれることになるのです。


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宇宙創生と進化のパラダイム


このことは、とてつもない長い時間(想像を絶する時間)と重力・質量や熱量によって起こる現象で、実際にこのようになるかは分かりません。当然、学問的な仮説ですが、自然科学(天文学・宇宙物理学)の世界でも外側から見ている者には見えない、分からない/こちら側では存在を確認できないのに、あちら側では存在している世界がある。(誕生する)という所に興味がありました。
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そして、シュタイナーの言葉を思い出しましたので記載いたします。

《 日常や通常の学問においては、人間の認識活動は超感覚世界に立ち入る事の出来ない状態にある。 この(神秘学)証明は、人間の自然のままの眼は、その視力では生物の小さな細胞やはるかかなたの天体の状態にまで迫る事が出来ないことを示す為の証明と同じ価値しか持ちません。 通常の視力では細胞にまで達しないという主張が正しく、証明可能であるように、通常の認識では超感覚的世界に立ち入る事ができないという主張も正しく証明可能です。 しかし、通常の視力が細胞にまで及ばないという証明は、細胞の研究を止めさせる事にはならない。 だとすれば、通常の認識能力が超感覚世界にまで及ばないという証明が、なぜ超感覚世界の研究を止めさせる事になるのだろうか。 》
—– 後略 – ルドルフ シュタイナー