”シリーズ :旅の途中!”

色々な景色やモノを見て、色々な人に出会う旅

新型コロナウイルス と グローバリーゼーション

《 新型コロナウイルス と グローバリーゼーション 》



下記の文章は生物学者の”池田清彦氏”が平成17年(2005年)に出版した 「 やがて消えゆく我が身なら 」 という書籍に書かれていたものです。

現在(2020年/新型コロナパンデミック以降)書かれたものではないのです!

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グローバリーゼーション

人の移動速度が時速四キロメートルであった時代、病原体の移動速度も時速四キロメートルであったに違いない。

その時代には、中国南部で発生した新型ウイルスがあっという間にトロントに飛び火することなどありえないのだ。

・・・ 中略 ・・・ 

飛行機に乗るのは便利だからやめられないが、新型ウイルスは蔓延しないでほしいというのは矛盾した話なのである。

もしかしたら、すさまじい病原体が猖獗を極めて、人類の人口が半減してしまうようなことだって起こり得るかもしれないのである。

・・・ 中略 ・・・ 

人間以外の野生生物にとっては有難いことなのかもしれない。
いやいや、それどころか、人口が減って未来の人類が住みやすくなるとすれば、未来の人類にとっても福音かもしれないのである。

以下略

今回の新型ウイルスのパンデミック!
未来の予言ではなく、分かり切っていたことなのです。

木漏れ日



新型コロナウ イルス: パンデミック!

今回は、世界中で大変なことが起きていますので、そのことについて書いてみたいと思います!



◇ 新型コロナウイルス / COVID-19(コビッド・ナインティーン)  ◇

■ 病理

新型コロナウイルスは、SARSコロナウイルスと同じく宿主細胞のアンジオテンシン(ACE2)受容体に結合して感染するとみられているHuman Protein AtlasniよればACE2受容体は腸や腎臓に多く発現している。

通常、ACE2受容体は刺激されると アンジオテンシン(ACE2)を分解することで血圧上昇のためのレニン・ アンジオテンシン系(RA系)を阻害するが、このRA系阻害作用は臓器の保護に重要な可能性がある。

SARSコロナウイルスではマウスでの動物実験においてACE2受容体の発現を減少させるとされ、新型コロナウイルス感染症の患者の血漿においてもアンジオテンシンIIが高いレベルにあるという情報がある。

そのため、新型コロナウイルス感染症の治療においてRA系の阻害を提案されている。・ なお、注意点は、高血圧患者は新型コロナウイルス感染症で重症化しやすいとされている。

■ 治療法

2020年1月末の時点で確立された治療法はなく、主として対症療法のみが行われていたが、2月に入り中国国家薬監局はファビピラビル(アビガン錠)(→ #抗インフルエンザ薬ファビピラビル)を承認した。

日本では日本感染症学会が、2月26日、抗ウイルス薬の選択として、現時点で日本での入手可能性や有害事象等の観点より、ロピナビル・リトナビル(カレトラ®配合錠)、ファビピラビル(アビガン錠)を提示したほか、他に有効な可能性のある薬剤例として、レムデシビル、インターフェロン、クロロキン を挙げた。

同学会はまた、3月2日、吸入ステロイド喘息治療薬シクレソニドの奏効例もサイトに掲載し、大きな反響を呼んだ(→ #シクレソニド (吸入ステロイド喘息治療薬))。

・・・ 早速、吸入ステロイド喘息治療薬は手に入らなくなっています。

又、製薬会社では、
1 エボラ出血熱やエイズウイルス(HIV)など致死率の高い他のウイルスに対して既存の医薬品で効くものを探して転用。

2 新技術を頼りに、かつてないスピードでワクチンや抗体医薬その他の新薬を開発。・・・・ という2つの戦略を進めている

◇ ”ウイルス”とは? ◇

参照/科学雑誌・Newtonの2020年2月号
「ウイルスからせまる生命の進化の謎」

ウイルスですが、科学的にみると生物ではないようです。

科学的には生物は細胞を有するもので、動植物や菌類などの真核生物とバクテリアの細菌・アーキアの古細菌などの原核生物に分類され、ウイルスは生物の細胞に侵入し増殖する、単なるたんぱく質の粒子でしかないのです。

増殖するために必要な遺伝情報(ゲノム:DNA/RNA)分子を持ち合わせているので厄介なのですが、侵入した細胞の主をすべて滅ぼしては、自身も滅亡するのですべて滅ぼすまでにはいかない。

ところが、 生物とみなされないウイルスに巨大ウイルスが発見されている。パンドラウイルス・ミミウイルスといい、今までのウイルスの5倍~10倍の大きさです。

今までのウイルスルスは、100マイクロメートル(1マイクロメートル=1000分の1ミリメートル)位の大きさで、このウイルスは生物的な機能を持ち合わせているかもしれないというのです。

そうなると寄生する主は必要なくなってきます。このようなウイルス(毒)が、変異・増殖していったら、新型コロナウイルス など問題ではなく、人類の存続に関わるように思えてならない。

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1935年にアメリカでウイルスの結晶化に成功し、化学者スタンレーにより、タバコ・モザイク・ウイルスというウイルスの一種が結晶する無生物(物質)であることが発見されています。

それまでは、ウイルスは小さなバクテリアのような生物だと考えられていました。



全く厄介な物質である! 生物ごとくに振る舞い、人間に悪さをする。
タンパク質ならタンパク質らしく、人間の栄養素だけでいてもらい。



※ タンパク質
アミノ酸が鎖状に多数連結(重合)してできた高分子化合物であり、生物の重要な構成成分のひとつで、炭水化物、脂質とともに三大栄養素



◇ 歴史から見る感染症のパンデミック ◇

・・・ 人類の歴史は、疫病などのパンデミックの連続!

古来複数回、疫病の世界的大流行(パンデミック)が記録されており、特に14世紀に起きたペストの大流行では、全世界で1億人が死んだと推計されている。

当時の世界人口を4億5000万人から3億5000万人にまで減少させた。
ヨーロッパでは、1348年から1420年に大流行し、域内全人口の30%から60%が死亡した。

街中にペストの死者/油彩絵画
街中にペストの死者/油彩絵画

ヨーロッパで猛威をふるったこのペストは、そのまま放置すると肺炎などの合併症によりほぼ100%の人が死亡し、たとえ治療を試みたとしても、当時の未熟な医療技術では十分な効果は出ず、死亡率は30%から60%に及んだ。

イングランドやイタリアでは人口の8割が死亡し、全滅状態となった街や村もあった。この大量死は、それまでの社会構造を変え、現代にまで至る痕跡を残すほどの打撃を与えた、歴史的な負の記憶として深く刻み込まれている。

・・・ イタリア人に刻み込まれたこのような記憶が息を吹き返しているようだ!

残念なことに、このような時に起きた”魔女狩り”的なことが、新型コロナウイルスにより欧米諸国で東洋人に対して起きている。
人間の行為も危機も、”歴史は繰りかえされる!”ということになります。

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◇ グローバリズムとパンデミック ◇

パンデミック! ・・・ 経済至上主義とグローバリズムの産物

世界を一つと考える思想は素晴らしいことですが、問題点もあります。
グローバリズムは、多国籍企業による市場の寡占もしくは独占固定化に至る可能性が高くなります。

更に、グローバリズムによる相互依存が高まると、持てる者である資源国や国家・多国籍(グローバル)企業がますます富み、富の流れが偏り持たない者(国家・企業)は、より貧しくなっていきます。

その結果、 経済的な格差が著しくなり国民の国家への”善( 相互扶助)”なる帰属意識が消え、経済的下~中位層の人々は、”悪意”に満ちた(偏った)ナショナリズムに傾いていきます。

国家主義・民族主義から離れるはずの主義・思想が、逆に振れてしまうのです。

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このシステムには、格差社会を生み出す要因が含有されているからです。
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更に、一部の多国籍企業による国際市場の寡占・独占固定化が強まると、資源・資金・資本に乏しい国家からの企業の参入は極端に不利となってきます。

現在、世界人口約70億人の下から半分の35億人の年間収入と上位26人の年間収入が同じらしいのです。

・・・ すごいですね、35億人=26人! 笑っちゃうしかありません。

そして、 グローバリズムには、今回のような疫病などの”パンデミック”が付きものです。この ”パンデミック”は、経済格差同様に”悪意”に満ちた ナショナリズムを高め国境封鎖へと進むことになります。

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グローバリズム > 多国籍企業の市場寡占>経済格差>ナショナリズム>疫病パンデミック>更に”悪意”に満ちた ナショナリズム>そして、国家間・民族間・宗教間の思想回帰から強化!

※ 新型コロナウイルスパンデミックの終息を祈るしかない!



◇ 人類の時代はいつまで続くのか? ◇

そして、考える ・・・
恐竜時代から人類へ!そして、人類の滅亡は?

恐竜時代


恐竜は、2億 3000万年前から6600万年前までの約1億 6000万年もの間生きていたのです。

それに対して人類は、 猿人/ウストラロピテクス 経て、原人/北京原人・ジャワ原人>旧人類 /ネアンデルタール人 そして、 新人類 /クロマニヨン人 ・ホモサピエンス、その後 石器時代を経て現在までのトータルでもまだ約300万年 ~400万年しか経っていません。

新人類 /ホモサピエンスの誕生からでは約20万年しか経っていないのです。
この間に人類は進化を繰り返し現在に至っていますが、1億6000万年も生きていた恐竜の進化はどれ程だったのでしょうか?

そのように考えると、人類の進化はもの凄いものがあります。特に自然科学の進化は、この数十年の間に神の領域に到達しそうな勢いです。

しかし、神に近づきすぎた人類は、その神の怒りにふれ恐竜ほどには長く生存できないのではないでしょうか?

クローンや バイオテクノロジー 等など人類の自然生態への参加、
このようなことによる神の怒りに触れた人類の滅亡は、隕石の衝突なのか、原子爆弾によるのか、それともウイルスによるのか、どちらにしろかなり近づいてきているように思えてしかたがない。

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◇ 今回の出来事から何かが変わるのだろうか? ◇

新型コロナウイルスの世界的なパンデミック!
・・・ この出来事から、
物質至上主義・拝金主義からの移行期に来ているのではないかと思えてきましたが、・・・ どうしたらよいのだろうか?

又、我々は、今回のパンデミックから未来の人類にどんな教訓を残せるのだろうか?

新型コロナウイルス: パンデミック / 終息への祈り!