シュタイナー本・書籍案内

インド/ガンジス河の夜明け
インド/ガンジス河の夜明け

我々人類は、
どこから来て、どこへ行くのか



Rudolf Steiner
Geisteswissenschaft/Anthroposophie
( 精神科学/人智学 )


ルドルフ シュタイナー
精神科学・人智学関連書籍

ルドルフシュタイナー


シュタイナー書籍は、5965回の講演記録 ( 講演のうち、記録に残っているのは約4,300回、活字になっているのは約3,800回分 )と30冊を越える著作からなります。
簡単にシュタイナー書籍の流れを説明いたしますと、1904年~1907年に「神智学(Theosophie)」、 1904年に「いかにして高次世界の認識を獲得するか」、 1904~1905年に「アーカーシャ年代記(Aus der Akasha-Chronik)」など秘儀的な著作をし、 その後1907年には初の教育関係の論文「精神科学から見た子供の教育(Die Erziehung des Kindes vom Gesichtspunkte der Geisteswissenschaft)」を雑誌ルツィファー・グノーシス誌(Luzifer-Gnosis)に発表し、 1910年には精神科学の結晶として主著の「神秘学概論 (Die Geheimwissenschaft im Umriss)」 を発行しています。

※ 講演の記録というものは、各アントロポゾフが聞き取り・書き残したものですから、個人的な感情が入り込んでいると考えてもいいでしょう。
ですから、聞き手・書き手によって主題の機微/内容の違いはあると思って読むべきだと思っています。  また、翻訳本についても同様だと考えますので、異なる翻訳者の書籍も読むことをお勧めいたします。
尚、講演回数についても異なる数値を示している書籍/研究者もいます。



 ルドルフシュタイナーと人智学徒
ルドルフシュタイナーと人智学徒


シュタイナー書籍

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Rudolf – Steiner
1861-2/27—-1925-3/30

ルドルフ・シュタイナーの100冊のノート
ワタリウム美術館 監修
高橋巌 訳・解説 5800円 筑摩書房


高橋巌氏は、日本のシュタイナー研究の第一人者。
訳者は、日本でのシュタイナー研究の草分け的存在で、鎌倉の自宅に草創期のシュタイナー教育・建築・研究者達が集い、ここから日本でのシュタイナー思想の歩みが始まったと言っても過言ではない。
又、訳者は「日本アントロポゾフィ協会」とは別に「日本人智学協会」を作っているが、スイスに本部のある人智学協会(ゲーテアヌム)の支部ではなく、日本独自の組織。
何故・彼は、日本独自の団体をあえて作らなくてはならなかったのか?

私のリポートでも、氏の書籍の中から一部を記載しています。
いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか
シュタイナー著:高橋巌訳 1000円  筑摩書房


シュタイナー思想の基本/ベース(精神的尊敬・畏敬の念)や精神世界へ正しい形での近づき方が述べられているアントロポゾーフ(人智学徒)の重要な愛読書の一冊のようです。
ルドルフ・シュタイナー「神秘学概論」
ルドルフ・シュタイナー著 : 高橋巌訳 筑摩書房/ちくま学芸文庫 1.365円

シュタイナーが四十代の初め、神智学協会(後に脱会し人智学協会を設立)の指導者的立場に着いています。
その頃に驚く勢いで書き記した書物(神智学、アカシャ年代記、神秘学概論等)の一部がこの「神秘学概論」で、シュタイナー三大書籍の一つです。

ルドルフ・シュタイナー思想の基幹になる著書で、この著書を読めばシュタイナー思想の全てが解ると言うシュタイナー研究者もいます。難しい解釈の著書ですので、訳し方によっては多少、表現が異なるようです。 又、「神秘学概論」につては、何人かの方が翻訳していますので、シュタイナー思想を深く理解したい方は、それぞれの訳者の「神秘学概論」を読み較べることも薦めます。 尚、「神秘学概論」は、シュタイナー書籍の中でも、かなり密度や難易度が高い!と私は思いますので、この一冊に的を絞ってシュタイナー思想と対峙するのをお勧め致します。
ルドルフ・シュタイナー 「神秘学概論」
せらひうむ/藤本桂志訳 3.500円(税込) TEL:0551(38)0435


藤本氏は、八ヶ岳の甲斐大泉で「せらひうむ」というレストランをやりながら地道にシュタイナー研究をしている。 私のリポートでも、氏の「神秘学概論」の中から一部を記載しています。

訳者は私の友人ですが、このような理由を差し引いても、この本はお勧めできます。
※ 書籍の注文等で、電話をする場合には、このホームページ(A.A.fromnow – Report)を見た事も伝えて下さい。 スムースに話が進むと思います。
ルドルフ・シュタイナー「神秘学概論」
ルドルフ・シュタイナー著 : 西川隆範訳 イザラ書房


西川氏は、仏教とシュタイナー研究関連の書籍が多い。
シュタイナー思想に対して揺るぎのないご意見をお持ちの方で、蓮如のごとくシュタイナー思想の流布に努めているように見受けられる。
私のリポートでも、氏の書籍の中から一部を記載しています。
≪西川氏は、2013年に”アミロイドーシス”という難病で他界されました。≫
「ニーチェ ・ 同時代との闘争者」
「神秘学概論」
ルドルフ・シュタイナー著 : 樋口純明 共訳 人智学出版社


樋口氏の解説や翻訳本は、たいへん読みやすく参考になった。
又、私のリポートでも、氏の書籍の中から一部を記載しています。
アカシャ年代記
ルドルフ・シュタイナー著 : 高橋巌訳 筑摩書房/ちくま学芸文庫 2.520円


アカシャとは、インド・サンスクリット語の”A-ka-sa,Akasha”のことで、空・宙などを意味し、”宇宙の根本的な霊的存在”の意味にも使われます。

40歳の頃、神智学協会の指導者的立場に着き、神智学・アカシャ年代記・神秘学概論などを発表する。
シュタイナーの代表する書籍の一冊です。
神智学
ルドルフ・シュタイナー著 : 高橋巌訳 筑摩書房/ちくま学芸文庫 1.050円


神智学・アカシャ年代記・神秘学概論は、シュタイナーの代表する書籍です。
シュタイナーのカルマ論
ルドルフ・シュタイナー著 : 高橋巌訳 春秋社\2,625
Rudolf Steiner 「Die Offenbarungen des Karma」
「カルマの現れ」 有名な連続講演 その講演の記録


第1講演~第11講演 – 1910/5/16~1910/5/28
始めにある言葉 - 「この連続講演は、人生において深遠で切実な問題を、精神科学の領域から取り扱うことになります。」 ・・・・・ 私には興味がある項目が多く、参考になった資料です。

□ 第1講演(1910/5/16 ハンブルグ)講演録
個人・個性・人類・地球・宇宙におけるカルマの本質と意味
□ 第2講演(1910/5/17 ハンブルグ)講演録
カルマと動物界
□ 第3講演(1910/5/18 ハンブルグ)講演録
カルマに関係している病気と健康
□ 第4講演(1910/5/19 ハンブルグ)講演録
カルマに関係している病気の治療と治療できない場合
□ 第5講演(1910/5/20 ハンブルグ)講演録
カルマに関係している当然の発病と偶然の発病
□ 第6講演(1910/5/21 ハンブルグ)講演録
カルマに関係している事故や災難
□ 第7講演(1910/5/22 ハンブルグ)講演録
カルマに関係している天変地異、火山の爆発、地震、流行病
□ 第8講演(1910/5/25 ハンブルグ)講演録
高次の存在たちのカルマ
□ 第9講演(1910/5/26 ハンブルグ)講演録
男性としての体験と女性としての体験のカルマ的な働き
カルマとの関係における死と誕生
□ 第10講演(1910/5/27 ハンブルグ)講演録
人類進化の未来における自由な意志とカルマ / 光と愛
□ 第11講演(1910/5/28 ハンブルグ)講演録

個人のカルマと共同体のカルマ
人類のカルマと高次の存在たちのカルマ
自由の哲学(文庫版)
シュタイナー著 高橋巌訳 1300円  筑摩書房


シュタイナーがニーチェの影響を受けて33歳の時に書いた哲学論文。
シュタイナー最初の書籍「ゲーテ的世界観の認識論」が25歳の時に書かれてはいるが、この書籍でも若き頃のシュタイナーの思考が分かる。
(※ シュタイナーの思想は年代に関係なく一貫しているようです。)
最初にこう述べられている。 「人は理念に対して体験しつつ向き合わなければならない。そうでなければ人は理念の奴隷になるだろう。」
最初にシュタイナー思想に触れたい方にお勧めです。又、種々のシュタイナー書籍を読んだ後に、再度この書籍に戻ることをお勧めします。例えるならば、スタートラインであり、ゴールでもあると思っております。
シュタイナーコレクション2 「内面への旅」
高橋巌 訳  筑摩書房  2200円

第一講【物質と精神の戦い】には、「この連続講義は、日々の仕事に追われている私達の生活目標と人類の至高の課題との間に橋を架けることを目指しています。」とあるように、自己嫌悪的傾向にある時(ある方)にはぴったりの書籍で、非常に分かりやすい本ですのでお勧め致します。
しかし、かなり霊界・霊視・霊聴・オカルト的な読解・聴き方など超感覚世界に踏み込んだ事が述べられていますので、ある意味では全く違う世界の書籍にも思えるのも事実ですが、シュタイナー思想そのものが精神世界に踏み込んだ考えですから、核心を述べていると理解すれば、分かりやすいとも言えます。
シュタイナー・コレクション 6
ルドルフ・シュタイナー著 高橋巌訳 筑摩書房 2,730円 (税込)
人間の四つの気質:日常生活のなかの精神科学
シュタイナー著:西川隆範訳 1900円  風濤社
天使たち妖精たち:精神世界の霊的存在
シュタイナー著:西川隆範訳 1900円  風濤社
星と人間:精神科学と天体
シュタイナー著:西川隆範訳 1900円 風濤社
仏陀からキリストへ
シュタイナー著 西川隆範訳 2000円 水声社
釈迦・観音・弥勒とは誰か
シュタイナー著 西川隆範訳 2000円  水声社
色と形と音の瞑想
シュタイナー著:西川隆範訳 1900円  風濤社
生きる力を育てる
父親と教師のためのシュタイナー教育講座
著者:広瀬俊雄 共同通信社


広瀬氏は、シュタイナー教育の専門家で広島大学で教鞭をとっている。
「R・シュタイナーの人間観と教育方法」
著者:広瀬俊雄  ミネルヴァ書房, 1988年出版
教育力としての言語:シュタイナー教育の原点
広瀬俊雄 2300円  勁草書房
教育の根底を支える精神的心意的な諸力
シュタイナー著 新田義之訳 2800円  イザラ書房

ルドルフ・シュタイナー研究(雑誌/廃刊)
著者:新田義之

新田氏は東京大学で教鞭をとっている。
シュタイナー思想の研究者の間では、質の高さの論文に定評があります。
農業講座:
シュタイナーによるバイオダイナミック農業
シュタイナー著: 新田義之他訳 3400円

イザラ書房
思春期の危機をのりこえる/シュタイナー教育の実践的十代論
ベティ・ステイリー著 高橋明男訳.  小学館


高橋明男氏は、シュタイナー研究の第一人者的存在の高橋巌氏のご子息ですが、現在は「入間カイ」氏として、九州でシュタイナー研究を続けている。 又、シュタイナー思想の協賛者と共に、乗り降り自由の小冊子「シュタイナーの庭」を季刊誌として発行(休刊中?)したりしながら、シュタイナー思想(アントロポゾフィ)の先達として行動されている。
「ゲーテからシュタイナーへ」
高橋明男 著  1000円 NOA企画 / TEL099-244-5138


「ゲーテからシュタイナーへ」のあとがきで述べていることを紹介いたします。
【 「私」の拠り所を、自分自身の中にではなく、自分の外にある権威に求める精神的態度は、社会のいたるところに見られます。 僕はそのような「自分の外にある権威」を「神モドキ」と呼んでいます。この 神モドキは、カネ、モノ、肩書、学歴、家族、民族、国家、あるいは思想や宗教など、さまざまな形を取って人間の自我を支えます。 しかし、人間の自我(「私」)は、そのような自分の外に有る何かによって支えられることはできず、むしろそれによって支配され、それに依存することになります。 そして神モドキに支配された人間は、自分以外の人間を支配し、抑圧することになります。】 
ルドルフ・シュタイナーと人智学
フランス・カルルグレン著  高橋明男訳  水声社
『発想の転換を促すシュタイナーの教育名言100選』
吉田武男著  学事出版


シュタイナー教育の創始者ルドルフ・シュタイナーの著作や講演 の中から、100の名言を選び、「個性の伸長」「学級崩壊」「心の教育」など今日における我が国の教育の現状を射程に入れながら、平易な解説を試みた・・ 著者の説明文
吉田氏は現在・筑波大学で教鞭をとっている。
『シュタイナー教育を学びたい人のために / シュタイナー教育研究入門』
吉田武男著  協同出版
『いのちに根ざす 日本のシュタイナー教育』
吉田武男・吉田敦彦・今井重孝編著  せせらぎ書房
シュタイナー入門 
小杉英了著 筑摩書房(新書) 735円(税込)


以前、シュタイナーの『いかに超感覚的世界の認識を獲得するか』を読んだとき、そこで「畏敬の念」をもつことの重要さがまず語られていたのに、感動した覚えがあります。
「超感覚的な世界の認識」(笑)はえられなくても、「畏敬」を心の中にもつ姿勢は保とうと考えたときがありました。  (略) まず第一に畏敬の念を思考生活の中に受け容れること、それが神秘学徒の出発点である。
・・ 著者の説明文
『ミヒャエル・エンデ ・ ファンタジー神話と現代』
樋口純明 編訳  人智学出版社


樋口氏は、ミヒャエル・エンデとシュタイナー研究関連の書籍が多い。
『エンデのメールヒェン集 ・ 魔法の学校』
「どうして、ねぇ、どうして」 
ミヒャエル・エンデ著 樋口純明 訳 岩波書店
シュタイナー自伝 : わが人生の歩み
ルドルフ・シュタイナー著  伊藤勉・中村康二訳 人智学出版社


人間シュタイナーの人となりを知りたい人にお勧めで、実業学校から工科大学時代のことや友人との話・ヘッケルに関することも語られています。 又、彼が早くから幾何学・コペルニクス主義に対して興味を持ったことやカント研究~瞑想的生活の経験までが、詳細に述べられている。
シュタイナー自伝1&2
伊藤勉・中村康二訳 2,600円 ぱる出版
シュタイナー入門 : ルドルフ・シュタイナーの生涯と人間像
ヨハネス・ヘムレーベン, アンドレイ・ベールィ著
川合増太郎 訳 人智学出版社
シュタイナー学校の数学読本 ・ シュタイナー学校の算数の時間
森章吾 著 / 三省堂 \3000 ・ 水声社 \1500
遊びとファンタジー ・フォルメン線描 ・ ゲーテアヌムのステンドグラス
森章吾 著 / 水声社 \2500 ・ 築摩書房 \4200 ・ シュタイナー教育の礎 \1200
シュタイナー再発見の旅 : 娘とのドイツ
子安美知子著  小学館


子安氏は、日本でのシュタイナー教育の草分け的存在で、現在は「特定非営利活動法人あしたの国まちづくりの会 /株式会社ルドルフ・シュタイナー・モルゲンランド」を運営されている。 彼女が自分の子供教育の体験を飛び越え、日本の教育制度に警鐘を鳴らしているようにも感じる。
・・・・ 教育とは? シュタイナー教育とは? 興味がある。
シュタイナー教育を考える
子安美知子著  学陽書房
私とシュタイナー教育
子安美知子著  朝日新聞社・朝日文庫
大地と遊ぶ火・水と遊ぶ:シュタイナー学校の自然遊びシリーズ
クラウル著:高橋弘子訳 1600円 地湧社
4つの気質と個性のしくみ – シュタイナーの人間観
ヘルムート・エラー・著 鳥山雅代・訳 定価2310円(税込)
シュタイナー教育とオイリュトミー
動きとともにいのちは育つ
秦理絵子著 2000円 学陽書房
日本の『シュタイナー』その現場から (教育・建築・農業・医療ほか)
イザラ書房 \1,890 (税込)
神々との出会い
ルドルフ シュタイナー著 高橋 巌訳  2,625(税込)
芸術の贈りもの
ルドルフ シュタイナー著 高橋 巌訳  2,730(税込)
シュタイナーを学ぶ本のカタログ
ほんの木 著 ほんの木書房 2,400円(税込)
ルドルフ・シュタイナー /秘儀参入の道 「シュタイナー講演集」
平河出版社 1.359円(税別)


人智学的観点からみた壮大な秘儀の歴史と、秘儀参入者が体験する秘儀の四段階を具体的に語った主要講演。 人智学思想の根幹をなす【秘儀参入の歴史と体験】を語る主要講演。
「シュタイナー医学原論」
L.F.C.メース 著 / 佐藤公俊 訳 平凡社 4,800円
瞑想 ~芸術としての認識~
マンフレッド・クリューガー著 鳥山雅代訳 NPO法人賢治の学校 1,995円(税込) 
人間を育てる シュタイナー学校の教師の仕事
ヘルムート・エラー著 鳥山雅代訳 ㈱トランスビュー 2,940円(税込)
「思想」1999年12月号「特集:ゲーテ自然の現象学」
高橋義人・志村ふくみ他 1238円 岩波書店
「ユリイカ 2000/05 ルドルフ・シュタイナー特集」
高橋巌、森章吾、笠井叡 他 1238円 青土社
ルドルフ・シュタイナーとその医学
W.ホルツアプフェル著: 大住祐子訳 600円

人智学に基づく医療・看護研究所
「人智学」29号
高橋巌ほか 1200円  日本人智学協会
教育のための一般人間学講義
高橋巌 900円 高橋巌講演実行委員会
ルドルフ・シュタイナー : その人物とヴィジョン
コリン・ウィルソン著 中村保男, 中村正明訳 河出書房新社
「ルドルフ・シュタイナーの生涯におけるクリスマス会議の意味」
セルゲイ・プロコフィエフ講演録 セルゲイ・プロコフィエフ著:高橋明男訳
発行「シュタイナーの庭」 ¥1,000円


1997年11月2日セルゲイ・プロコフィエフ氏の来日の際に行われた講演会の記録。
ロシア人のセルゲイ・プロコフィエフ氏によるルドルフ・シュタイナーが1894年に記した「自由の哲学」及び晩年の1923年の「クリスマス会議」に注視し、講演会で述べている記録と訳者の高橋明男氏(現在は「入間カイ」氏)の解説とでなっている冊子。
アントロポゾフィー協会やアントロポゾーフ(人智学徒)の歴史的な歩みなどにも触れています。
高橋巌講演録
教育芸術 【第三・七年期の教育】
コスモス会出版 国立市東2-2-26 ¥400


多摩地区に高橋巌氏を招いて行ってきた講演会の記録集。
30ページ近くの小冊子で手作り感がある。
シュタイナーに学ぶ 「世界があなたに求めていること」
大村祐子著 1400円  ほんの木
シュタイナーに学ぶ 「エゴイズムを克服すること」
大村祐子著 1400円  ほんの木
シュタイナーに学ぶ 「グローバリゼーションと人智学運動」
大村祐子著 1400円 ほんの木
シュタイナーに学ぶ 「人が生きることそして死ぬこと」
大村祐子著 1400円 ほんの木
シュタイナー教育入門 『子どもが生まれる順番の神秘』
カール・ケーニッヒ著 そのだ としこ 訳 1700円  パロル舎


カール・ケーニッヒ氏の略歴を読むと、地下鉄サリン事件の「林郁夫元医師」のことを思い、人生とは? と考えてしまいます。
本の内容は、・・・・・・
子供も大人も、何番目に生まれてきたかによって、特有の性格的特長や精神構造があることに焦点をあて、 シュタイナー思想・教育を基に、ひとりっ子・第一子・第二子・第三子と分けて、それぞれの特徴を述べている。 第一子は、世界を征服しようとし、第二子は、世界と調和して暮らそうとし、第三子は世界と直接関わる事から逃げようとする。 又、ひとりっ子は~・・・・・・!
「耳を澄まして聞いてごらん」
ブラジル貧民街でシュタイナー教育学を学んだ日々
小貫大輔著   株式会社「ほんの木」 ¥1,500


シュタイナー関係書籍と言うよりもブラジルの貧民街(ファベーラ)体験奮戦記と考えて読んだ方が良いと思います。 皆・其々の場所で一所懸命生きています。

(参考:A.A.fromnow 調べ)  ファベーラ  共同通信社「生の時・死の時」 から
ファベーラは1930年代から、ブラジル北東部から流入した貧しい農民がリオデジャネイロに不法居住して増え始めた。 リオデジャネイロ州に大小705ヶ所あり、180万人が住む。地名は、居住地区に「ファバ(ソラ豆)」を植えたことに由来する。 又、国連児童基金(ユニセフ)・ブラジル支部(89年~91年調査)によるとブラジルの15~17歳の若者の事故死のうち40%が殺人によるもので、交通事故死の26%を上回り事故死のトップであり、多くがこの地で起こっている。
我が家のシュタイナー教育
続・我が家のシュタイナー教育
広瀬牧子著 共同通信社 1,600円


「シュタイナー教育など、今の日本では、とても通用しない、理論だと、ずっと思ってきた。 しかし、シュタイナー教育の骨格ともいうべき、子どもの発達段階は、理想ではなく、現実だった。 このことを、二人の子どもたちが、自らの成長を通して、私に示してくれた。 その中で、私の子育ては自己変革を迫られた。・・・~以下略」
著書最後の方で「まとめにかえて」という項目に書かれている文章
親子で学んだウイーン・シュタイナー学校
広瀬牧子著 ミネルバ書房
シュタイナーの宇宙進化論
西川隆範著 イザラ書房
その他
大川周明 著 三重国家論  (今のところ、目にしていません。)

大川周明 1886年12月6日~1957年12月24日
国家主義者 / 東京帝国大学文学部卒/戦前の代表的な右翼思想家で大東亜戦争の理論的指導者。
第二次世界大戦敗戦時の極東国際軍事裁判所(市ヶ谷の旧陸軍省・陸軍士官学校)で行われた東京裁判でのA級戦犯容疑者の尋問での奇行は有名である。
当時の軍部の中枢に入りこみ国家改造思想を植え付け、多くの軍事クーデター未遂事件に参画している。 1931年9月18日の奉天事件や五・一五事件を企て禁錮5年の有罪判決を受け服役する。
又、イスラムを研究し、獄中で「コーラン」の翻訳をしている。 イスラム教神秘主義者でもあり、この潮流が宗教学者・井筒俊彦氏へと流れているという、まったく不思議な人物である。
意味合いは異なるようですが、驚くことにこの時代にルドルフ・シュタイナーの社会三分節化論を「三重国家論」として日本に紹介している。  読んでみたいと思っているのですが手に入りません。



シュタイナーの黒板画
シュタイナーの黒板画


社会三分節化論 ( die Dreigliederung des sozialen Organismus )

1919年3月、第一次世界大戦の敗戦で混乱が続くドイツの国民に向け、シュタイナーは「ドイツ国民とその文化界に告ぐ」(An das deutsche Volk und an die Kulturwelt!)というアピールを出し、 その中で、人間の社会活動を、「精神の領域」、「経済の領域」、「法の領域」の三種に分け、 そのそれぞれが、「精神生活では自由」を、「経済生活では友愛」を、「法的生活では平等」を、いしずえとして、各種に独自性を持たせながら、 全体を一つと考える社会三分節化論(die Dreigliederung des sozialen Organismus)をうたい、同年4月には【社会問題の核心】を刊行しています。

当時、この社会三分節化論は、マルキシズムに対抗する一つの思想と考えられいます。

又、シュタイナーのこの考え方は、物質世界と霊的世界が表裏一体であるという立場からの、マルキシズム唯物観批判、社会主義批判の論調とも受け止められています。

第一ゲーテアヌム完成時
第一ゲーテアヌム完成時


シュタイナー建築関係書籍

『 Steiner ・ 建築 そして建築が人間になる』
1998/上松佑二著 ・ 筑摩書房

Dornachの建築群やシュタイナーの教育理念から生み出された学校建築、 複合施設、教会など数々の建築を豊富な写真、図面を紹介。
第一及び第二ゲーテアヌムの写真やドルナッハ周辺のシュタイナー思想を継承する建築家達の作品も美しい写真で紹介されている。
上松氏は、日本でのシュタイナー建築研究の第一人者で現在は、東海大学で教鞭をとっている。
『ルドルフ・シュタイナー』
1980/PARCO出版

シュタイナーの生涯と作品-建築、絵画、彫刻を多くの図版で紹介。 シュタイナー研究の盛んなヨーロッパに於いても類を見ない本格的作品集。
『新しい建築様式への道』
R・シュタイナー 著/1977/相模書房
 
異端の思想家シュタイナーが 建築美学の本質を語る。
R・シュタイナー 著/1977/相模書房
『世界観としての建築 ルドルフ・シュタイナー論』
1974/相模書房 上松佑二 著

シュタイナーをあらゆる視点から論じた書籍。
『芸術としての教育』
上松佑二 共著/1988/小学館
『建築心理学序説』
H・ヴェルフリン著/上松佑二訳
1988/中央公論美術出版

建築心理学、形式感情、プロポーション、シンメトリー、空間的形象の象徴化、芸術心理学、様式のフォルム
シュタイナーと建築
ペーター・フェルガー著 中村静夫訳  1,500円 集文社
『フォルメンを描く-シュタイナーの線描芸術 1,2』
ルドルフ・クッツリ著 晩成書房
教育と芸術
ルドルフ・シュタイナー著  新田義之編  人智学出版社
シュタイナー芸術としての教育/ 大教育家を語る
上松佑二・子安美知子対談  小学館 1988
その他(参考)
今井兼次建築創作論 / 鹿島出版会  3,800円


建築家・故/今井兼次氏(1895年 – 1987年)
シュタイナー建築やガウディ/スウェーデンの建築家ラグナール・エストベリー(ストックホルム市庁舎/1923 )を日本にいち早く紹介した事で有名なのは、「今井兼次氏」で、早稲田大学で教鞭をとった。 桃華楽堂(皇居内のため入館困難!)/ 碌山美術館(安曇野市)/ 多摩美術大学校舎(現存しない)等を設計し、日本二十六聖人殉教記念館(長崎)はガウディのデザインパーツを、九州の大隈記念館はシュタイナーの第二ゲーテアヌムのデザインパーツを取り入れて設計している。



国外参考書籍


THE GOETHEANUM AND ITS SURROUNDINGS HANS RUEDI AND PRISKA CLERC
fromnow写真資料(ゲーテアヌム/書籍の表紙)

1`st Goetheanum(1913~1920)
Height:34m/Width:75m/Length:85m
(1922年大晦日放火により焼失)

2`nd Goetheanum(1925~1928)
Height:37m/Width:85m/Length:91m
Der grosese Saal im Goetheanum 1996-1998
DerModellbau Von Malsch und Das Erste Goetheanum
Eloquent Concrete Rex Raab Arne Klingborg Ake Fant
DAS WIRKEN RUDOLF STEINER


八ヶ岳の紅葉


《 別添資料 》

下記文字をクリック(タップ)

■ ルドルフ シュタイナー精神科学概論

■ シュタイナー建築

■ シュタイナーの黒板絵と色相環

■ ルドルフ シュタイナー年譜・年表

■ ルドルフ シュタイナーの瞑想

■ 宇宙・地球・生命/宇宙進化論


END