” シリーズ: 八ヶ岳思考 ”
旅の途中
旅の写真集
二十数年前(50歳代)にヨーロッパ(北欧~南欧)、インド、カシミール、チベット、ネパール、パキスタンなどを、毎年のように旅した時に出会った人々の写真で、その頃の小さなインスタントカメラで撮ったプリント写真を、再度デジカメで写して掲載しましたのでピンボケの写真もあります。
カシミールは、印パ紛争(宗教紛争)の最中にインド人の友人と共に、ジャム―から陸路(山岳地帯)を一昼夜掛けてジープで行きましたが、日本大使館からは”渡航禁止エリヤ”に指定されていましたので、自己(無)責任ですが大変な目にあいました。
その時に写したカシミール解放団のイスラム学校の生徒の写真もあります。
チベットは、ご存知のように中国から弾圧を受けていますが、”ダライラマ”と一部のチベット人はインド北部山岳地/ダラムシャラに逃れて住んでいます。
現地で、チベット人から聞いた話ですが、チベットからヒマラヤ山脈を越えての避難は壮絶なものだったそうです。・・・ 凍傷で手足の指がない方もいました。
—————————
又、インドでは俗にいう”カースト制度”という身分制度があり、その制度外の これも俗にいう”ハリジャン”という身分の人・子供の写真など、出自差別の実態を撮らせてもらいました。
尚、ヨーロッパでは、人々の生活や素顔を撮ってみました。
————————————————————
インドのバラナシ・ガンガ(ガンジス河)の夜明けの写真から始めます。
ガンジス河の対岸は不浄の地とされ、人は住んでいません。
AM5時ころ、真っ暗な不浄の対岸から太陽が昇ります。
空気の加減でしょうか、驚く位に神秘的な真っ赤な太陽が昇ります。
時には輪っかになった虹を伴い昇るので、誰もが合掌してしまいます。
※ やはり、聖地! 神秘的です。
インドのバラナシ・ガンガ(ガンジス河)の沐浴・祈りの風景、それと人生の最後:有名な火葬場(マニカルニカガート)の写真で終わります。
インド人は、輪廻転生を信じ、この地で火葬されガンジス河に流される為に、死が近い人・死んだ人及び親族は遥々遠くからこの地にまで旅をします。
又、 バラナシ のガンガ (ガンジス河) は自殺した人・人生を全うできなかった人は、そのまま流されるので、次の2枚目の写真のように死体が流れてくる河でもあります。
そこで神に祈り・沐浴し、口を漱ぎ、顔を洗い・歯を磨き、子供たちは泳ぎ・水遊びをしている河がガンガ (ガンジス河) なのです。
※ 生と死が一体になった場所なのです。
END