シリーズ:八ヶ岳思考
《 侘庵 》
宇宙 Part 1

《 宇宙 Part 1 》
宇宙の始まり☆宇宙を包む無とは
プロローグ
宇宙のことを考える

” 半可通の戯言 ”
宇宙のことを考える生命!
宇宙の端っこに偶然できた塊、
そこにマタマタ偶然生まれた生命!
この塊(地球)の中で、塊の外部/宇宙のことを理解し・星空を見上げるなんてことをするのは人間だけです。
チンパンジーだって、犬の”コロ”だって、セキセイインコの”ポポ”だって宇宙なんて知りません。
だから、人間(私や貴方)がいなくなれば宇宙もなくなります。
宇宙なんてものは人間の認識だけのものかもしれません。
そんなものの実体なんてないのかも知れません。
見えるんだが実体がない蜃気楼みたいなモノかも知れません。
全てが消えてなくなります。
・・・ 宇宙 > 架空かも知れないモノの話です。

そんな時には音楽を奏でる。
ドイツ・デュッセルドルフ : 年老いた路上演奏者。
偶然生まれた生命が思考しはじめ、思考するがゆえに辛い時が生まれた
辛い時!
音楽を奏でるのもいいが
宇宙や生命のことを考えてみると、少しの気休めにはなる
・・・ と、思う!

そこに生命が宿っている姿を宇宙から見る
宇宙の摂理 ・・・ この生命の星(塊)もいつかは確実に消えてなくなる
宇宙

地球から約250万光年の距離に位置し、肉眼でこの渦巻が見える
我々が存在する天の川銀河の約2倍の大きさ
”宇宙”
先ず最初に、 [宇宙(日本語/漢字)/言葉の語源] から入ります。
中国・漢の時代の准南王・安の編した「准南子」という書物ありますが、この書物に「宇宙」について書いてあります。
『 四方八方上下これを宇といい、往古来今これを宙という 』
つまり、四方八方に広がった空間それが宇であり、昔から現在そして未来へ絶え間なく流れていく時、それが宙である。
このように書いてありますが、これは優れた考え方のように思えます。西洋ではコスモス(COSMOS)とかユニバース(UNIVERSE)という言葉がありますが、それには宇宙という言葉が持つほどの意味はないと思われます。
”宇宙の始まり”
科学雑誌:Newtonの2020年2月号/宇宙史138億年と言う項目に書いてあった序文です。
『 人類(ホモ・サピエンス)は、約20万年前、アフリカ大陸で誕生したと考えられています。
20万年という年月は、私たちの一生に比べたら、途方もない年月です。
しかし、宇宙のスケールで物事を考えると20万年など一瞬にすぎません。たとえば、地球や太陽系が誕生したのは約46億年も前のことです。
宇宙が誕生したのはさらに昔で、約138億年も前のことになります。
宇宙がどのように誕生したかは謎ですが、一説には、空間も時間も存在しない”無”から誕生したとされています。
誕生したミクロの宇宙は、”インフレーション”とよばれる急激な膨張を経験したと考えられています。
”インフレーション”は、目の前の地点が光速を超える速さで遠ざかるような猛烈な空間の膨張です。その後、”インフレーション”は終わりをむかえ、その瞬間、光と物質が誕生し、宇宙は灼熱の火の玉と化しました。
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・・・ これが”ビックバン”です。
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そして、宇宙は”インフレーション”と比べると緩やかな膨張を続け、徐々に冷えていきましたが、この段階では宇宙は、ガス(主に水素)が存在するだけの世界でした。
・・・ 今のような恒星や銀河が形成されるのは宇宙の誕生から数億年がたったあとのことになります。 』 後略 /科学雑誌:Newton・2020年2月号から引用

宇宙の外側/実体のない世界
・・・ ”時間”が存在しない、
・・・ ”空間”も存在しない!
観念的には、宇宙の外側、宇宙を包んでいるモノは、”無”ではないかとは思っていましたが、”無”の実体は分からずにいました。
”無”とは、果てしない無限の広がりだと思っていたが、広がりもない訳です。
そこには時間や空間で判断する領域というものもない訳ですから実体がない訳です。
・・・ 掴みどころがない訳です!
広がりも時間もない、実体がないところから、途轍もなく大きく且つ、膨張を続ける宇宙という実体ができ、銀河、太陽、地球ができ、そして、生命という実体までもができちゃったんですね!
何が、どうして、 何もないところから出来ちゃったのか。
しかし、と言うかなんと言うか、・・・
出来ちゃったものは元に戻らなくてはいけないのが、自然の摂理!
だから、生命~宇宙・何もかもが実体のないところに戻るんでしょう!
最初から、何もなかったということにもなるんだろう!
実体がないところで生まれたものは、全てがただの幻想かもしれない。
それは、蜃気楼みたいなモノなのかも知れません。
宇宙も、地球も、人類も、蜃気楼!
考え方によっては最初から存在していなかったのです。
・・・ 勿論、私もあなたも!
なんだか、世俗的なことは遠のきますが、頭が混乱してきました。
やはり、合掌したくなりました。

現在膨張を続けている宇宙は百数十億年前には一点(数学的観念の大きさではない点)に集まっていたらしい。その一点は何もない、時間も空間もない”無”に突如として現れたのです。
どんなに優れたコンピューターや電波望遠鏡ができようが解る訳がない因果。
☆ ☆ ☆
宇宙の全物質が一点に集まっていたなどとは信じがたいが、高温高密度の火の玉のようなものが宇宙の始まりだったようだ。
その火の玉が何らかの理由で猛烈な爆発を起こし、私達の観念を超えた速さで、ガスや塵が四方八方に広がり現在の宇宙を生成しています。
これは、十数年前からの電波観測により火の玉のように熱かった「宇宙」の名残りの電波が空全体から観測され、今では爆発宇宙(ビックバン)説は定説になっています。
又、ビックバンから百数十億年経ったこの宇宙は現在、猛烈な速度で膨張しています。その膨張の勢いは、距離に比例した速度で遠ざかっています。(宇宙の中心から遠いほど速い速度で膨張している) 遠く離れたところでは、なんと毎秒24万キロ、つまり光の速さの10分の8といった物凄い速さで遠ざかっています。
さらに速く(遠く)なると光の速さに近づき我々の眼には届かなくなってしまい、それを「宇宙の地平線」と呼ぶ科学者もいます。
今も膨張し続けている宇宙の果ては、光の速さに限りなく近い速度で我々から遠ざかっている為、物理的に宇宙の大きさを確認する事は不可能に成っているようです。
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とてつもない事が 我々が存在するこの地球・太陽系・銀河系そして宇宙でおこっています。その神秘に少しだけ近づきたくてこのようなものを記載しました。

オーストラリアのASKAP望遠鏡と天の川銀河
宇宙の話に興味のある方は、Part 2 及び Part 3もありますのでクリックして読んでみて下さい。
宇宙 PART 2
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宇宙の新たな発見:銀河団☆天動説と地動説
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生命の誕生と神秘