ほんの一瞬でも”幸せ”を感じとる

 ルドルフ シュタイナー  
  人智学概論  ( Epilogue )

幸せを求めての学びと人生



銀河鉄道
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」

主人公のジョバンニは、親友カムパネルラとの銀河をめぐる旅で”真実の幸せ”を見つけられたのでしょうか?



インドにて
瞑想中のサドゥ


過去に、多くの哲学本や種々の書籍を破れるほどに読み、インド彷徨にも持っていきましたが、もう何が書いてあったかを忘れてしまいました。

・・・ しかし、それで良いのだと思っています。

▼ ▼ ▼

Ralph Waldo Emerson

今までに何を食べたかと同様に、どんな本を読んできたか、もう覚えていない。
けれども、そのどちらをもが今の私を作ったのです。


ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/夜空
神秘:この宇宙の片隅で誕生した悩み多き生命
・・・ この生命体は、悩みがあるから学ぶ!


学び! ・・・
色々なモノを見てきた。

mother teresa
India/Kolkata


《 人間に付き纏う”善と悪” 》

★ Carl Gustav Jung

【人間の悪】
「疑いもなく、つねに人間の中に棲んでいる悪は、量りしれない巨魁なのだ。」

★ Friedrich Wilhelm Nietzsche

【善悪論】
「何が善であり何が悪であるのか、人間としての倫理とはどういうものなのか、という定義は、その時代によって正反対になるほど異なっている。
古代にあっては、伝統のしきたりや慣習から外れた自由なふるまいをすることを非行とみなされた。 また、個人として行動すること、身分を越えた平等、予測がつかないこと、慣れていないこと、見通しの立たないことまでもが悪であった。
古代人から見れば、現代ではまったく普通とされている行動や考えの多くが悪なのだ。」




《 人間に付き纏う”善と悪”  》

色々なモノを見てきた!
・・・ その 1

某真理教事件を考える

ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/インド・サドゥ
合掌するしかない!
一方向の視野での辛い出来事

・・・ なぜ、 あんなことを!

某真理教の地下鉄や松本市でサリンを撒いた死刑囚や無期懲役囚(元応用物理学者や元外科医師)の言葉です。

★ 命の不思議・現代の科学が避けているような精神的問題 或いは、なぜ生きるかなどの疑問を解決してくれる法則があるはずだと思っている。 私は、それらを追求してみたかったのです。

★ この時代のこの場所に、
なぜ自分は存在しているのか。
その意義!
そのようなことを僕は知りたかったのです。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇  ◇

首謀者(教祖)を除く”彼ら”は、至って純粋な気持ちから、自分自身の日常や人生に対する疑問を抱え、病気の人々を助けられない虚しさや自然科学での論理では答えが見つからない苦しさ、不安からの逃避が入信の動機になっていたようです。

そして、気が付かないうちに、人を助けるということの真逆にある殺人まで犯してしまいました。

この事件を映画化した監督の話です。
★ 拘置所で面会した”彼ら”は 、繊細であると同時に、優しさと善意が服を着ているような男たちだった 。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇  ◇

”彼ら”12人! 無期懲役囚の元外科医師を除き死刑は執行され、・・・
もうこの世にはいない。



【参考】

書籍 : 終わらないオウム/鹿砦社
上祐史浩・鈴木邦男・徐 裕行(村井秀夫殺害/服役出所後) 三者会談
解説:田原総一郎からの引用

上祐史浩 氏 談
オウムの時代は、日本はバブルの時代でもあり、お金ではない幸福を求めた人の中に、オウムに入った人もいた。
オウムもバブル経済も、どちらも潰れましたが、オウムに行った人は、お金ではなく、ある意味で究極の善を求めて、解脱と人類救済を説く麻原に強く惹かれた。

お金だけでなく家族まで捨てて没入した。しかし、その教えを妄信している間に、自分たちが神の集団だという慢心に陥り、悪の勢力と戦わねばならないという妄信に陥った。

これは、善を追求して悪との闘いに向かう際に、自分では気づかない慢心・自己中心に陥り、気づいてみると、自分たちこそが悪に転じてしまうプロセスだと思います。・・・ 以下略

なぜ彼は、オームなどに嵌り込んでしまったのか?

上祐史浩氏 談
一人ひとりが自分の中の麻原に帰依し、麻原の狂気を自分向けに解釈しているので、いわば「自分教」なんです。
自分が信じたものが正しいと思えなくてはならないのです。そうでないと自分が壊れてしまうから、非常に苦しむことになる。 ・・・ 以下略


註) 種々の ”学びやその集まり” にも共通しているように思える。

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なぜ、 あんなことを!

さるべき業縁の催せば、
如何なる振舞もすべし。- 親鸞

《 現代風解釈 》
あのようなことは絶対にしないと、
言い切れない - 親鸞

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※ 私も彼らと同じような考え方・動機でスピリチュアルな思考に嵌り、インドを旅し・種々の書籍を紐解いてきました。

私が彼らと違ったのは、偏に ” 素直 ” でなかったことにつきます。

” 素直 ” でなかったこととは、 色々な人々に会い、色々な考え方や生き方を見聞してきて、”ひと・考え・宗教・現象等 ” の全てに対して ” one of them ” 的であり ” モノゴト・思考などを決めつけない ” ように対処できたことです。

ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/インド・サドゥ
やはり、合掌するしかない!


”彼ら”からの教訓!

”学びやその集まり” とは
集うのは、健康・憂い・憤り・不条理・ 向上心/優越心等などが主たる理由で、所謂・思想/政治/宗教/趣味や同好の会などがあり、社会との繋がりやより良く生きていくために、人には必要不可欠な”モノ”だと思っています。
しかし、
どのような ”学びや集まり” にも、ある要素が潜んでいることに気を付けなければなりません!

それは、 ”知識の勘違いや間違った拘り/特権意識や優越を求める心” に陥り、思考や行動が一方向に偏りを生じるという要素です。

・・・ 偏るということです

結果、強烈な仲間意識が生まれ、意識的・無意識的に同様の考え方/思考の人達でまとまり、その輪の外側の人達を蔑視・軽視するようになり、独特の世界観を作ってしまいます。

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宗教と科学(学問)の学び

あくまでも原則論ですが、・・・・
宗教には信じるという”縛り”の元に学びがあります。
しかし、科学(学問)の学びには”縛り”があってはならないのです。
科学(学問)ならば、自由に思考できるということではないでしょうか?

私が思うところの学びとは、・・・・
誰もが学びにより その物語の中に入っていける”旅!”であり、間違いがあるならそれを認め修正していく勇気ある”旅!”の物語でなくてはなりません。
そんな”旅” で乗っている”馬”が”競争馬”みたいに一方向だけの視界しか与えられないのでは困ります。
宗教と科学を混同した馬に乗ってはいけないのです。

偏らない。
仏教で言うところの ” 中道 ” !

”彼ら”からの教訓でもあります。

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インド/バラナシ:ガンガ(ガンジス河)の夜明け


思想 > 政治 > 社会

シュタイナー彫刻

色々なモノを見てきた!
・・・ その 2

政治的主義主張を考える
・ 民主主義・共産主義 etc

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若き頃、フインランドでの学びを終え、帰路で体験したことです。

☆ ☆ ☆

フインランドから陸路でソビエトをはじめ共産国の東ドイツ、東欧諸国を経てトルコに出て、中近東 > インド、アジア諸国を経由して台湾から琉球海運で沖縄(米領)に着きました。

その頃、夢の制度・在り方だと思えていたマルクス レーニン・共産主義、そして、平等の下にあると思えた社会主義のソビエトでの権力的な監視社会や為政者と庶民の不平等感のことや東ドイツで一昼夜監禁され権力的に詰問されたこと、共産国ポーランドのワルシャワでの警察権力による酷い体験、共産国チェコスロバキアで見た庶民の生活等など、どこの国の人も暗い顔をし・空気は淀んでいた。
・・・ 権力の坩堝・権力者による粛清と監視社会

その後に辿り着いた西側のイスタンブールでの朝日の美しさ
・・・ 自由な空気の素晴らしさ

そこから陸路で訪れたイラン・イラク・アフガニスタンからカイバル峠を越えて、パキスタン・インド・東パキスタン(バングラディシュ)で見てきた貧困、ビルマ(ミャンマー)やベトナム戦争などを体験しているうちに自由な空気も埃だらけの空気になっていった。

右にしても、左にしても、人間のやること・人間の業/サガの醜さを見てくると、現世・人間社会は腐りきり、平等や平和なんてものは夢の中での物語でしかないと思えた。

政治と企業の癒着と腐敗、富の偏り・貧富の差、弾圧、
権力者の粛清と監視や欺き、庶民の貧困・麻薬売買、紛争や戦争!
・・・ 生きるということの残酷さを見てきた。

しかし、・・・
腐りきったこの人間社会もいつかは救われるのではないかと思っています。
これからは”物質社会”から”精神社会”に・モノから心の時代に移行していくような気がするので、次に甦るときが楽しみです。

・・・ 次の世に期待したい

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インド/バラナシ:ガンガ(ガンジス河)の夜明け


社会 > 人生

シュタイナー

色々なモノを見てきた!
・・・ その 3

人間の一生を考える

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《 人生は苦なり 》 仏陀

・・・・・・・・・・・・・・

人生の末期に訪れる、自分が自分ではなくなる病
こうなると、今までに学んだことなどなんの役にも立たない。
他者を傷つけ、悩まし、迷惑をかける。



暴力・暴言を吐く認知症の親の介護に疲れ、自死した40代の息子を、私は知っているが、・・・・
親は、息子が死んだのを知らない!
それも、自分が原因で死んだのを ・・・
認知できない!

彼(親)の息子は、” 殺人者 ” にならずに自死する道を選んだ!
不謹慎ではあるが、せめてもの救いであったと思っている。

私は、その息子が自死する一ヶ月前に、当人から親の問題を実に表面的な悩みとして、軽い気持ちで聞いていた。
・・・ その時には、こんなに大ごとになるとは思ってもいなかった。

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※ 悩みには、決まった秤や基準が無く、人それぞれの形や色・重さがあるので厄介です。

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彼(親)も今までに色々なことを学んできたと思う。
こうなると、 今までに学んだことなどなんの役にも立たない!

残酷なことですが、・・・

自分が自分ではなくなるのだから、どうしようもない!

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何故に、人間の一生には残酷なドラマが待ち受けているのだろうか?
一生のうちに幸せを感じる時がどのくらいあるのだろうか?
・・・ 神は、いるのだろうか?

インドにて
コルカタ
マザーハウスにて

インド/コルカタの”マザーハウスには、神の存在を信じ、不幸な人々を助けている人々がいる。

再度、合掌するしかない !

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我が身を考えると、他者に迷惑を掛ける前に何とかならないものかと思う今日この頃ですが、ホットする瞬間、微笑む瞬間、感激する瞬間、なるほどと思う瞬間、辛さ・苦しさを忘れられるひと時を探しながら日々を過ごそうと心掛けています。

何とか迷惑を掛けずに、次の世界へ旅立てるようにと、
・・・ ”神仏”に願いながら!

インド/ガンジス河の夜明け
インド/バラナシ:ガンガ(ガンジス河)の夜明け


今回のテーマ!
人生での幸せとは?

ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/インド・私


◆  人それぞれの幸・不幸

あの楽観的なゲーテでさえ、75歳の時の回顧記に

私の人生は苦痛と重荷に過ぎなかった。75年の全生涯において、真に幸福であったのは四週間とはなかった。 ”

と述べている。

・・・ 人それぞれの幸・不幸
私は、五週間くらいはあったような気がするので、ま~良しとしています。

ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/インド・ブッダガヤ
インド/ブッダガヤ
教を読む”チベット僧”


最後に!

” 古今東西・同然 ”

Friedrich Wilhelm Nietzsche≫
人間は苦悩を欲し、
苦悩を捜し求めてさえいる。



Alfred Adler≫
人生が困難なのではない
貴方が人生を困難にしているのだ。
人生は、きわめてシンプルなのです




ほんの一瞬でも”幸せ”を感じたり、
”微笑んで”いただけたらと、
”微笑ましい”写真で、終わります。


ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/愛犬
色は違っても仲良しです
ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/愛犬
ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/愛犬
ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/愛鳥
ルドルフ シュタイナー ☆ 精神科学・基礎編/アルパカ



・・・ END ・・・