■  シリーズ :旅の途中!/八ヶ岳紀行 ■
色々な景色やモノを見て、色々な考え・色々な人に出会う! / 2021

インド・バラナシ/ガンジス河の夜明け

Part 1  ”宇宙の始まり”

世の中は、新型コロナ禍だったり、東京オリンピックができるかどうかやオリンピック組織委員会会長の差別発言問題、そして新会長の選出問題・総理子息と官僚の忖度問題等々、相も変わらずに大変なことや世俗的なことが続いているので、世の中の問題から限りなく離れた”宇宙”について考えてみたくなり、・・・

・・・ そして、意味もなく合掌したくなりました!

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India/Sadhu

先ず最初に、 [宇宙(日本語/漢字)・言葉の語源] から入ります。

中国・漢の時代の准南王・安の編した「准南子」という書物ありますが、この書物に「宇宙」について書いてあります。
『 四方四方上下これを宇といい、往古来今これを宙という 』
つまり、四方八方に広がった空間それが宇であり、昔から現在そして未来へ絶え間なく流れていく時、それが宙である。このように書いてありますが、これは優れた考え方のように思えます。西洋ではコスモス(COSMOS)とかユニバース(UNIVERSE)という言葉がありますが、それには宇宙という言葉が持つほどの意味はないと思われます。



宇宙の始まり
科学雑誌:Newtonの2020年2月号/宇宙史138億年と言う項目に書いてあった序文です。

『 人類(ホモ・サピエンス)は、約20万年前、アフリカ大陸で誕生したと考えられています。20万年という年月は、私たちの一生に比べたら、途方もない年月です。
しかし、宇宙のスケールで物事を考えると20万年など一瞬にすぎません。たとえば、地球や太陽系が誕生したのは約46億年も前のことです。宇宙が誕生したのはさらに昔で、約138億年も前のことになります。宇宙がどのように誕生したかは謎ですが、一説には、空間も時間も存在しない”無”から誕生したとされています。
誕生したミクロの宇宙は、”インフレーション”とよばれる急激な膨張を経験したと考えられています。”インフレーション”は、目の前の地点が光速を超える速さで遠ざかるような猛烈な空間の膨張です。その後、”インフレーション”は終わりをむかえ、その瞬間、光と物質が誕生し、宇宙は灼熱の火の玉と化しました。
・・・ これが”ビックバン”です。 
そして、宇宙は”インフレーション”と比べると緩やかな膨張を続け、徐々に冷えていきましたが、この段階では宇宙は、ガス(主に水素)が存在するだけの世界でした。 ・・・ 今のような恒星や銀河が形成されるのは宇宙の誕生から数億年がたったあとのことになります。 』

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

”時間”が存在しない、”空間”も存在しない!
”光の速さを超える”膨張速度!
・・・ そんなことってあるのか?
・・・ アインシュタインの相対性理論は?

観念的には、宇宙の外側、宇宙を包んでいるモノは、”無”ではないかとは思っていましたが、”時間も空間も存在しない” ところとは考えもしませんでした。
そうなると、”無”とは何だろうか?という疑問が湧いてくる。
”無”とは、果てしない無限の広がりでだと思っていたが、広がりもない訳です。
そこには時間や空間で判断する領域というものもない訳ですから実体もない訳です。 ・・・ 掴みどころがない訳です!
その広がりも実体もないところから、途轍もなく大きく且つ、膨張を続ける宇宙という実体ができ、銀河、太陽、地球ができ、そして、生命という実体までもができちゃったんですね!
何が、どうして、 何もないところから出来ちゃったんだろう?
しかし、と言うかなんと言うか、・・・
出来ちゃったものは元に戻らなくてはいけないのが、自然の摂理!
だから、生命~宇宙・何もかもが実体のないところに戻るんでしょう!
最初から、何もなかったということにもなるんだろう!

・・・ 実体なんてものは、ただの幻想かもしれない。

なんだか、世俗的なことは遠のきますが、頭が混乱してきました。
やはり、合掌したくなりました。

宇宙の創生と進化のパラダイム

現在膨張を続けている宇宙は百数十億年前には一点(数学的観念の大きさではない点)に集まっていたらしい。宇宙の全物質が一点に集まっていたなどとは信じがたいが、高温高密度の火の玉のようなものが宇宙の始まりだったようだ。その火の玉が何らかの理由で猛烈な爆発を起こし、私達の観念を超えた速さで、ガスや塵が四方八方に広がり現在の宇宙を生成しています。

これは、十数年前からの電波観測により火の玉のように熱かった「宇宙」の名残りの電波が空全体から観測され、今では爆発宇宙(ビックバン)説は定説になっています。又、ビックバンから百数十億年経ったこの宇宙は現在、猛烈な速度で膨張しています。その膨張の勢いは、距離に比例した速度で遠ざかっています。(宇宙の中心から遠いほど速い速度で膨張している) 遠く離れたところでは、なんと毎秒24万キロ、つまり光の速さの10分の8といった物凄い速さで遠ざかっています。
さらに速く(遠く)なると光の速さに近づき我々の眼には届かなくなってしまい、それを「宇宙の地平線」と呼ぶ科学者もいます。
今も膨張し続けている宇宙の果ては、光の速さに限りなく近い速度で我々から遠ざかっている為、物理的に宇宙の大きさを確認する事は不可能に成っているようです。
とてつもない事が 我々が存在するこの地球・太陽系・銀河系そして宇宙でおこっています。その神秘に少しだけ近づきたくてこのようなものを記載しました。

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127億年以上前の最古・「銀河団」を発見

2005年2月17日(読売新聞)
The Future of Cosmology with Clusters of Galaxies
【撮影:すばる望遠鏡】

137億年前の宇宙誕生から10億年後までの間に形成された銀河の集合体である最古の「銀河団」を東大、国立天文台などの研究チームが米ハワイ州にあるすばる望遠鏡で発見、17日発表した。
これまでの観測記録を5億年さかのぼる。宇宙最大の天体である銀河団が、宇宙開びゃく後早い時期から存在していたことを示す成果という。研究チームは2002年から03年にかけて南天のくじら座の方角を観測し、銀河が発する光の波長のずれをもとに地球からの距離を測定した。その結果、127億光年離れた位置に、6個の銀河が差し渡し300万光年の範囲に固まって存在することを確認した。 天体は遠くにあるほど古く、127億年以上前にできた銀河団ということになる。この最古の銀河団は、ふつうの銀河団より銀河の数が少なく、全体の質量も100分の1以下だが、一帯では星が活発に誕生しているとみられる。 銀河団は、離れている銀河同士が重力で引き合って作られていくという考えが主流だった。だが、研究チームの代表者である米宇宙望遠鏡科学研究所の大内正己研究員は、今回の発見を元に「特定の領域で銀河がかたまって誕生したため、初期の銀河団ができた」と推定、従来の理論の修正につながると話している。

◆銀河団=直径約1000万光年の範囲に数十個から数百個の銀河が集まったもの。太陽の1000兆倍もの質量があり、宇宙で最も大きい天体。地球に最も近いのは、約5000万光年離れたところにある「おとめ座銀河団」だ。




オリオン座大星雲

オリオン座大星雲 /散光星雲の代表。
地球からの距離は約1500光年とかなり近い星雲で、ガス雲から生まれつつある星を、数多く見ることが出来ます。

現在・世界中の自然科学/宇宙物理学者が束になっても、”宇宙の実体”の”欠片”すら解らないのが実情です。
ですから、・・・・・・・・・・
宇宙そしてその外側を考える時には、Nicolaus Copernicus の ”地動説”という考え方から解放された思考も必要で、「天動説云々!」馬鹿らしいことのようですが、真面目に考えることも一考だと思います。
何故ならば、・・・・・・・・
主観も客観もない、根源的実在!/ 時間も空間も超越した宇宙 或いは、その外の世界では、何も動いていないといえば動いていないし、全てが動いているといえば動いています。
又、”時間”もなく”永遠なる現在”があるのみとも考えられます。 思考に自由性を持たせ、物理的(地球的)な”天・地動説”から抜け出して宇宙を考えれば、視点の位置によっては”地動説”になったり”天動説・全動説・無動説”になったりしますので、 ただ、理解(認識)する ”場” の違いという事にもなりえます。 
そこで、問題意識を”天”が動いているか、”地”が動いているかではなく、現代人の”視覚、思考(認識)”の硬直化に向けるべきなんですね。 ・・・・・ 全てが「藪の中」ですから! 何事も決め付けて思考するなということです。 
デカルト的思考から離れ、思考・論理に自由性を持たせると、 私(貴方)が”宇宙”そのものなのかもしれませんし、逆に言えば 、”宇宙”が私(貴方)! という考え方も出来ます。
宇宙のことを考えるということは、その位に自由な気持ちにならなければならないということかもしれません。

以下・次号(不定期)に続きます