シリーズ:旅の途中
《 独楽道楽 》
色々な景色やモノを見て、色々な人に出会う旅

《 宇宙 Part 1 》
プロローグ NO1
宇宙のことを考える

地球の生物の中で、宇宙のことを理解し・星空を見上げるなんてことをするのは人間だけです。
だから、人間(私や貴方)がいなくなれば宇宙もなくなります。
犬の”コロだ”って・セキセイインコの”ポポちゃん”だって、宇宙のことなど知りません。
・・・ 彼らには、宇宙などありません。
星空を見上げなくても・宇宙のことを知らなくても、ちゃんと生きています。
天動説も地動説も、彼らには関係ないこと。
宇宙の事なんて考えなくても生きていけます。
生きるということからするとクソの役にも立ちません。
・・・ ”絵に餅を描いている”みたいなものです。
しかし、・・・・
人間は厄介な生き物です。
食べる・出すだけでは物足りなくなります。
生きていくには関係ない”餅”を描きたくなるんです。
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人生には、時間つぶしが必要!
いや、人生自体が時間つぶしそのものではないか?
違うように見えても、異なる時間を持ったと思っても、
昨日も今日も、同じことをし同じようなものを食べている。
何も変わらない!
変わったことは、細胞の数が少なくなったこと。
時間が過ぎ去り、ただ年が増えるだけ。
・・・ 時間つぶし!
宇宙のことを考えるということは、そんだけのことです。
そう、時間つぶしのページです!
プロローグ NO2
”宇宙で誕生した生命”
生命!
個々人のオリジナリティなんてものは泡みたいなモノ。
人類は、ホモサピエンスの誕生からは約20万年しか経っていないのですが、恐竜は2億 3000万年前から6600万年前までの約1億 6000万年もの間生きていたのです。

その間に何億匹、何兆匹の恐竜が生きていたわけです。
恐竜の中には偉い恐竜・強い恐竜・統率力のある恐竜・恐竜の歴史に残るような恐竜がいてノーベル恐竜賞なんてものを取ったものもいたかもしれませんが、今では恐竜の個人や種別(人種みたいなモノ)は消え去り、恐竜或いは恐竜時代としか言いません。
人類も数億年後、否・現在の世界状況を鑑みると数万年・数千年後(宇宙時間からすると一瞬です)には滅亡(自滅)し、その後の生物に”人類或いは人類時代”と言われ、アルキメデスもアンシュタインも、ガンジーもマザーテレサも、信長も家康も”人類”との括りでしか言われなくなるでしょう。
”宇宙で誕生した生命”

個々人のオリジナリティなんてものは泡みたいなモノ。
泡みたいなモノだけど、
弾けるまで生き抜く!
これが簡単なようで難しい。
・・・ 難しいが、これに尽きると思う
プロローグ NO3
”宇宙で誕生した生命”
生命とその人生”考”

生まれたからには、・・・
生きぬく!: これに尽きると思う。
地位や名誉を得た方、社会で成功しお金持ちになった方、スポーツや芸能で成功し富を得た人等々、当然それなりの苦労をし、現在の地位や富を得たとは思いますが、そんな方は1%にも満たないのが現実ではないでしょうか。
そのような方々にとっては、この世は天国のハズです。
苦労が実ったのですから!
苦労話からの成功は美談にもなります。
しかし、
・・・ ちっとも凄くない!
残りの99%以上の方は、苦労が実らずに黙々と生きています。
地位も富も得られずに、黙々と生きる。
辛いと思うが、「生きている!」
・・・ これが一番凄いことです。

ドイツ/デュッセルドルフ:年老いた路上演奏者。
観客のいない演奏会は、奏でるメロディに悲哀を感じたが、一緒に”勇気”と”愛”も感じた。
生きるのを辛いと思った時には、
音楽を奏でたり・聞くのもいいが
宇宙や生命のことを考えてみると
少しの気休めにはなる
・・・ と、思う!

”宇宙”
先ず最初に、 [宇宙(日本語/漢字)/言葉の語源] から入ります。
中国・漢の時代の准南王・安の編した「准南子」という書物ありますが、この書物に「宇宙」について書いてあります。
『 四方八方上下これを宇といい、往古来今これを宙という 』
つまり、四方八方に広がった空間それが宇であり、昔から現在そして未来へ絶え間なく流れていく時、それが宙である。
このように書いてありますが、これは優れた考え方のように思えます。西洋ではコスモス(COSMOS)とかユニバース(UNIVERSE)という言葉がありますが、それには宇宙という言葉が持つほどの意味はないと思われます。
”宇宙の始まり”
科学雑誌:Newtonの2020年2月号/宇宙史138億年と言う項目に書いてあった序文です。
『 人類(ホモ・サピエンス)は、約20万年前、アフリカ大陸で誕生したと考えられています。
20万年という年月は、私たちの一生に比べたら、途方もない年月です。
しかし、宇宙のスケールで物事を考えると20万年など一瞬にすぎません。たとえば、地球や太陽系が誕生したのは約46億年も前のことです。
宇宙が誕生したのはさらに昔で、約138億年も前のことになります。
宇宙がどのように誕生したかは謎ですが、一説には、空間も時間も存在しない”無”から誕生したとされています。
誕生したミクロの宇宙は、”インフレーション”とよばれる急激な膨張を経験したと考えられています。
”インフレーション”は、目の前の地点が光速を超える速さで遠ざかるような猛烈な空間の膨張です。その後、”インフレーション”は終わりをむかえ、その瞬間、光と物質が誕生し、宇宙は灼熱の火の玉と化しました。
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・・・ これが”ビックバン”です。
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そして、宇宙は”インフレーション”と比べると緩やかな膨張を続け、徐々に冷えていきましたが、この段階では宇宙は、ガス(主に水素)が存在するだけの世界でした。
・・・ 今のような恒星や銀河が形成されるのは宇宙の誕生から数億年がたったあとのことになります。 』 後略 /科学雑誌:Newton・2020年2月号から引用

宇宙の外側/実体のない世界
・・・ ”時間”が存在しない、
・・・ ”空間”も存在しない!
観念的には、宇宙の外側、宇宙を包んでいるモノは、”無”ではないかとは思っていましたが、”無”の実体は分からずにいました。
”無”とは、果てしない無限の広がりだと思っていたが、広がりもない訳です。
そこには時間や空間で判断する領域というものもない訳ですから実体がない訳です。
・・・ 掴みどころがない訳です!
広がりも時間もない、実体がないところから、途轍もなく大きく且つ、膨張を続ける宇宙という実体ができ、銀河、太陽、地球ができ、そして、生命という実体までもができちゃったんですね!
何が、どうして、 何もないところから出来ちゃったのか。
しかし、と言うかなんと言うか、・・・
出来ちゃったものは元に戻らなくてはいけないのが、自然の摂理!
だから、生命~宇宙・何もかもが実体のないところに戻るんでしょう!
最初から、何もなかったということにもなるんだろう!
実体がないところで生まれたものは、全てがただの幻想かもしれない。
それは、蜃気楼みたいなモノなのかも知れません。
宇宙も、地球も、人類も、蜃気楼!
だから、あとは消えるだけ!
・・・ 最初から無かったのです。
なんだか、世俗的なことは遠のきますが、頭が混乱してきました。
やはり、合掌したくなりました。

現在膨張を続けている宇宙は百数十億年前には一点(数学的観念の大きさではない点)に集まっていたらしい。
宇宙の全物質が一点に集まっていたなどとは信じがたいが、高温高密度の火の玉のようなものが宇宙の始まりだったようだ。
その火の玉が何らかの理由で猛烈な爆発を起こし、私達の観念を超えた速さで、ガスや塵が四方八方に広がり現在の宇宙を生成しています。
これは、十数年前からの電波観測により火の玉のように熱かった「宇宙」の名残りの電波が空全体から観測され、今では爆発宇宙(ビックバン)説は定説になっています。
又、ビックバンから百数十億年経ったこの宇宙は現在、猛烈な速度で膨張しています。その膨張の勢いは、距離に比例した速度で遠ざかっています。(宇宙の中心から遠いほど速い速度で膨張している) 遠く離れたところでは、なんと毎秒24万キロ、つまり光の速さの10分の8といった物凄い速さで遠ざかっています。
さらに速く(遠く)なると光の速さに近づき我々の眼には届かなくなってしまい、それを「宇宙の地平線」と呼ぶ科学者もいます。
今も膨張し続けている宇宙の果ては、光の速さに限りなく近い速度で我々から遠ざかっている為、物理的に宇宙の大きさを確認する事は不可能に成っているようです。
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とてつもない事が 我々が存在するこの地球・太陽系・銀河系そして宇宙でおこっています。その神秘に少しだけ近づきたくてこのようなものを記載しました。

オーストラリアのASKAP望遠鏡と天の川銀河
宇宙の話に興味のある方は、Part 2 及び Part 3もありますのでクリックして読んでみて下さい。
宇宙 PART 2
宇宙の新たな発見:銀河団☆天動説と地動説 へ
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《 八ヶ岳思考 / 宇宙 》
■ 《 宇宙 Part 2 》
宇宙の新たな発見:銀河団☆天動説と地動説
■ 《 宇宙 Part 3 》
生命の誕生と神秘