インド・バラナシ/ガンジス河の夜明け


シリーズ:八ヶ岳思考/旅
”まえがき”


「たび」には”旅行”や”旅”というカテゴリーがあります。

”旅行”は楽しんだり、辛いことを一時忘れるためにあるようですが、”旅”という名のものには物思いに耽る旅だったり、人生を振り返る旅があります。



☆ このような「たび」もあります。

欧米でベストセラーになったヨ―スタイン・ゴルデル著作の”哲学者からの不思議な手紙:《 ソフィの世界 》”の「たび」です。

☆ ☆ ☆

一通の手紙がソフィのもとに届きます。
「あなたはだれ?」
(わたしはだれ?)

たったこれだけ。
あいさつも、差出人の名前もなくて、手書きでこの六つの文字と、大きなクエスチョンマークが書いてあるだけだった。

しばらくたって、2通目の手紙がソフィのもとに届きます。
「人間って何?」

また、これだけ書いてあった。

しばらくたつと、3通目の手紙がソフィのもとに届きます。
「世界はどこからきたの?」

また、たったこれだけだった。

ソフィはぜんぜんわからない。

不思議な手紙を無視できなくなり、
自分探しの「たび」に出ることになる。

ゴルデル曰く、哲学ファンタジー
・・・ 自分探しの「たび」



又、意味合いは異なりますが、
人生そのものが旅のようなものですので”人生の旅”というのもあります。

色々な「たび」があります。

インド/サドゥ


☆ 「たび」の一つ”人生の旅” ☆

私事ですが、

最近、友人たちがガンや認知症になったり、人工肛門や人工膀胱をつけたと聞く。
又、友人のパートナーが統合失調症になったり、歳老いたご両親の面倒(老々介護)で家庭が壊れた友人もいる。

更に、親友が南米エクアドルで生活していたが、”政治的な要因”からか行方が分からなくなっている。 ・・・ エクアドルは、政治が不安定になり治安が悪くなっているというが!

そして、最も辛いのは・友人が自死したという知らせが来た時。

☆ ☆ ☆

”人生の旅”の終わりには、辛いことが重なります。



有名なドイツの哲学者・ショーペンハウアーの言葉を思い出します。

Arthur Schopenhauer
1788年 ~ 1860年

『 あきらめを十分に用意することが、”人生の旅支度”をする際に何よりも重要です。 』

インド/サドゥ


※ ”人生の旅” 大変さを実感!

更に、社会/政治(汚職など)や世界の現状(戦争)を見ると暗澹となり、旅を続けるのがシンドクなることもある。

それが、・・・
”人生の旅”というものの現状ではないでしょうか。



・・・ 哲学ファンタジー
自分探しの「たび」に出たくなる!

わたしはだれ?

インド:サドゥと筆者


そこで、この「たび」を達観しながら続けていくために、

私が以前から研究していた思想・生命や宇宙の神秘、インドでの生活/ヨガ瞑想・曼荼羅、宗教・風習や文化と社会等のデーターを共有できる方がいるのではないかと考え、公開することにしました。

・・・ 自分探しの「たび」

インド・ブッダガヤにて


「たび」のついでに、
・・・ ご覧下さい


END