シリーズ:八ヶ岳思考
■ ■ ■ ■ ■


宇宙の外側 ・・・ 宇宙を包む”無”
広がりも時間もない世界。
点でも・無限の広がりでもない、掴みどころのない真の無!

この”無”は、
”永遠なる現在”があるのみとも考えられます。

その実体がないところから、途轍もなく大きく且つ、膨張を続ける宇宙という実体ができ、銀河、太陽、地球ができ、そして、生命という実体までもができた。

そこは、
時間や空間が生じた”有/存在”となったのですが、 ・・・



オカシナことを言うようですが、
実体がないところで生まれたものは、全てがただの幻想かもしれない。
存在などしていないのかも知れない。
宇宙も、地球も、生命や人類も、・・・

もちろん、
私もあなたも、・・・

実在ではなく幻想!
・・・ この世の全てが幻想

悩むことはないのです。
辛いことや悩み・いやな事など
全てが一時の幻想なのです。
生とか死を超越した幻想世界なのです!

————————————

因みに、
この宇宙を包む”無”とはなにか?

自然科学では答えが出ない、
ある意味では”非常識”の世界。
この”非常識”或いは、”未知”の世界!
多くの宗教では”神”としている。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

自然科学万能社会での”常識・非常識”

この特集では、時には上記のように”世間的常識からみたらオカシナこと”を述べていると思いますが、反面/このような”非常識的論理”の中に真実が隠れているコトもありますので、俗世間の常識から離れることも大切ではないでしょうか。

しかし、注意が必要です。
常識から離れるということは、・・・
その分野は、宗教がらみだったり、人集めや金集め、思考/思想の拘束・束縛・誘導などの喧伝などが多いのも事実です。

悩みなどがあると、吸い込まれてしまうことがありますので、一歩引くようにした客観的な姿勢も必要です。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

”非常識”の中に潜む、道理からの真理を垣間見る旅!

客観的な姿勢で見えるかどうか?
・・・ 楽しんで下さい



ルドルフ・シュタイナー特集
Geisteswissenschaft/Anthroposophie




《 精神科学概論 Stage1 》


シュタイナー特集
Stage1First Page

INDEX

シュタイナー

◇ Stage11st PAGE ◇

● 《 まえがき 》
—————————–
自然科学と精神科学の融合
● 《 神秘学について 》
〇 シュタイナーの考え方
〇 世間が感じる神秘思想の”におい”
〇 におい(異臭)”について
  宗教と学問/”におい”の違い
〇 特集の命題
自然科学と精神科学の”ニオイ”の違い
  何を持って異臭とするか

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

◆ 神秘学の礎 1
  1・思想/思考
  2・神秘主義と神秘学
  3・簡単に神秘主義とは
  4・神秘主義的思想の起こり
  5・ヨーロッパの神秘主義
    ユダヤ教神秘主義
    イスラム教神秘主義
    グノーシス
    神学
    スコラ哲学
    超越主義/エマーソン
    エラノス倫理会議
 神秘学の礎 2 
  精神科学 / 人智学とは
  人智学協会創設の流れ
  言葉の ”所以”
◆ 神秘学の礎 3
  学びの基本姿勢
   ———
◆ 自然科学と精神科学
  自然科学と精神科学の融合
◆ 自然科学者と精神科学者の言葉
◆ 何故、・・・
  同じ方向に歩まないのだろうか?
◆ 物質☆心・精神

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

■ シュタイナー叙述を側面から考える
  表象の背後に
  光と影
  シュタイナーが語る物語
  ———————–
■ シュタイナー叙述本文
  神秘学の性格
  人間の生と死、そして自我
  人生と感情
  人間の構成要素

  Luzi-fer & Ahriman
  人間について
 


精神科学/人智学
シュタイナー特集


◇ 精神科学概論 Stage1  ◇
■ ■ まえがき ■ ■


この特集は、
俗世間の掟/常識にしばられない、
精神の自由を求める旅の物語です。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

時には、自然科学の常識という枠からハミデタと思われる部分もありますので、違和感を感じる方もいると思います。

・・・ それも大切なコトです。

この物語の中では、宗教的に信じる者は救われるという方向には歩まないようにして下さい。その違和感を大切に、何故違和感を感じたのかを探る物語でもあります。

☆ ☆ ☆

この特集は、
”精神の自由”と”自分自身”との対話の物語なのです。

”人生の彷徨い人”
約20年前の筆者(50歳代)
インドにて



ルドルフ・シュタイナー特集
Geisteswissenschaft/Anthroposophie

【 人間とは ・/・ 探求の旅 】



《 旅支度 》

まず最初に!
神秘学に対するシュタイナーの考え方

★ ★ ★ ★ ★

シュタイナー


☆ Rudolf Steiner

「神秘学」 > この言葉は、現代のさまざまな人々にとって、直ちに敵対する感情を呼び覚まします。
多くの人々にとって、この言葉は、嫌悪感を持たせるものであり、嘲笑、さげすんだ笑み、そして、おそらく軽蔑を呼び起こします。

「神秘学」という言葉が、「未知なるもの」、秘密に満ちたもの、それどころか明らかでないものについての、自然に即した方法では得る事のできない知識を求める、 取り返しのつかない結果を招くような欲求を満たすように思われるために、多くの人々にとって、その言葉に魔術的な響きがあることは否定できません。

・・・・・・・・・・

神秘学者は、自然科学にみられる思考方法なしには、どんな科学も基礎づけることができないことを知っている。

しかし、神秘学者は、この厳密さが、自然科学的思考の精神に真に通じることによって獲得されるならば、その厳密さを、魂の力を通して他の諸領域のために保持しておくことができることも知っているのです。

神秘学者は、自然科学の価値を誤って判断するつもりはなく、かえって自然科学者以上にその価値を認めようとしています。

・・・・・・・・・・

「神秘学」は、外的に自然の中では知覚されないという意味で、「秘密/秘匿」に経過することがらについての”科学”なのです。

・・・ Rudolf Steiner




《 参考 》

シュタイナーは神秘学を、ドイツ語で Geheim wissenschaft とし、”秘密 或いは神秘の科学”を意味した言葉で表現しました。

Geheim は、秘密 或いは神秘を意味し、
wissenschaft は、科学を意味します。

英語では、神秘学を occultism(オカルティズム)と言いますが、シュタイナー的に表現すると、secret sciences (シークレット・サイエンス) 或いは、 occult sciences(オカルト・サイエンス) となります。



私が重要にしている点は、
神秘学は、wissenschaftsciences で、
”科学・ある意味では学問”
ということです。

シュタイナーの黒板画


”この社会”で、・・・
神秘に対する考えや感じている”ニオイ”

☆ ☆ ☆


Geisteswissenschaft/Anthroposophie
シュタイナー特集の入り口で、・・・

上記のシュタイナー叙述を認識するため、”この社会”での神秘に対する考えや感じているニオイを、最初に書いてみたいと思います。



特集の命題
《 自然科学と精神科学の融合 》



世間が感じる
神秘思想の”ニオイ”


★ ★ ★ ★ ★


自然科学万能主義の現在!
現在の社会では、神秘的な学びや霊的なモノは胡散臭い”ニオイ”がするとし、忌み嫌われている。

この”ニオイ”を出す側にも問題がある。
神秘・霊・死後・前世・カルマ等など解らないこと、未知なることを題材に祀り上げ、占いや呪いの分野の商売にしている方々が多い。

その胡散臭い”におい”が、神秘的・霊的分野を覆いつくしている。
異臭の大きな事件が、霊・死後・前世・カルマなどを説く某真理教(サリン事件)や霊感商法の旧統一教会で、ここまでくると悪臭でこの”ニオイ”がするだけで嫌悪してしまう人がでる。

このような社会状況の中で多くの方(一般的な方)に、シュタイナーが述べる”霊科学・カルマ論”が正しく受け入れられることは、難儀なことに思われる。

だからと言って、
現世で生きている以上、”社会”が悪い!”社会”が理解していない!と、偏って学ぶことには限界があり・違和感もある。

★ ★ ★

神秘学/精神科学の学び
こちら側には問題がないのか?

シュタイナーを学ぶ方々及びその集まり、教育者たちは、異臭ととられるような行為・行動をしていないかを考えてみる必要もあります。 ・・・ その辺からこの特集を始めたいと思います。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

何故かというと、・・・
自然科学と精神科学の融合!
それが、私の希望であり、この特集の主旨だからです。


★ ★ ★

シュタイナー


人生において霊的な原因となっていることについて語る人々の側が、少なからず混乱に貢献していることは、否定してはならない。
そのような人々によって、多くのことがらが、あまりにも大雑把に曖昧に語られている。

・・・ Rudolf Steiner

★ ★ ★ ★ ★


”ニオイ(異臭)”について



★ ★ ★ ★ ★

★ ★ ★ ★ ★

★ 宗教と学問/”ニオイ”の違い ★


私は、精神科学・人智学を科学/学問の学びとしていますが、霊学・カルマ論などシュタイナー叙述の難しい点で、俗にいう、宗教的で私たちが考える学問の”ニオイ”とは異なりがちです。

☆ ☆ ☆

宗教と学問/科学

・・・ 思考・思想の拘束!
キリスト教文化圏とイスラム教文化圏の宗教紛争で分かるように、現在の戦いの多くがここ(”ニオイ”の違い)にあります。又、ロシアや中国、北朝鮮などの国にも、思考・思想の拘束があります。

☆ ☆ ☆

筆者は、思考・思想の拘束のある学びや自由がないもの/束縛があるもの(学び)は避けたいと思っています。

☆ ☆ ☆

全員が同じ方向を見て・同じ考えで物事を捉えているようでは宗教の集まりになってしまいます。信じることは尊いことですが、多くの問題も抱え込みます。

同じ方向を見て・同じ考えの世界観!
思想でも宗教でも、物事を内側からしか見られなくなり、オールランドで物事を考えたりする方や信じない方は排除されてしまいます。 そこでは ” Yes ” しかなく、 ” Why ” などはあってはならないのです。

そうなっては、
思考に、自由は無く、
束縛でしかないのです。

試しに宗教・新興宗教の集まりに参加してみて下さい。
或いは、北朝鮮や中国・アフガニスタンなどに行ってみて下さい。
・・・ 実感できるはずです!

私は、某宗教団体の座談会と称する会や新新宗教の会・メガ宗教の会に参加しましたが、信じなくては弾き出されます。
信じる者は救われ、信じない者は異端者でしかありません。

因みに、
某真理教では、信じない者は地獄に落ちるとされたそうです。

—————————————-

宗教ならば、
それでも仕方がないことです。


☆ ☆ ☆

しかし、
科学/ある意味では学問ならば、
シュタイナーの会や集まりには、疑問や批判ではない異論を受け入れ、話し合える雰囲気があって欲しいものです。


★ ★ ★

貴方は、何を言っているんですか?
”会”は”シュタイナー教”の集まりなんですよ。
ということならば別です!

★ ★ ★

科学/ある意味では学問ならば、
・・・ 自由であって欲しいもんです。


スイス/ドルナッハ


☆ ☆ ☆

私の考えは、
自由というものには、責任感を伴い、その実体の難しさやそのことに縛られては”不自由”になる怖さを知りながらも”自由”を選択して生きていきたいと思っています。

”自由”・・・ この特集の前提にある考え方で、学問の”ニオイ”から遠ざかっている学びも、避けたいと思っています。



★ 異臭を醸し出す学び ★

私の知りえる範囲では、
このニオイ(異臭)のする学びには、
錯誤が多く魑魅魍魎の輩も多い。

異臭!・・・
それは、宗教関係の学びに多いが、宗教関係以外の学びでも・ある日突然に異臭を出し始めることがある。まさに、ヨガ道場から某真理教という宗教団体に変異したことでもお分かりかと思います。

ですので、どんな学びにしても、
自問自答しながら歩みを進めることが必要ではないでしょうか?

人間は愚かな存在なのです。

サリンなどは撒かないとしても、究極的には何をやらかすのか解らない生き物なので、どんな学びでも自問自答しながらの歩みが必要なのです。


☆ ☆ ☆
自然科学と精神科学の”ニオイ”の違い
” 何を持って異臭とするか ”



ニオイ・・・・
視点・論点の違いによる世界観!
そこで、何を持って異臭とするかが問題です。

お互いの納得!・・・ 
ニオイに違和感を感じなくする。

それは、認識の普遍妥当性!
それをどのように克服していくかですが、この認識も噛み合わない視野や角度の違いがあるので厄介です。

コルカタ/マザーハウスにて


その視野や認識の角度、 ・・・
国や民族・宗教・思想・男女など
なんにでも、
違いがあるのは当たり前!

大きな視野に立って、
まずは手を握り合うこと!
認め合うこと!
このことがこの特集の主旨であり、筆者の希望でもあります。


▼ ▼ ▼

特集の命題
《 自然科学と精神科学の融合 》



御託(ごたく)》 の最後に、・・・
人間として稚拙な私が、何を言いたかったのかを書かせてもらいます。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

特集の主旨は、・・・
偏らずに、
表面的な事象を否定することなく
全くの肯定でもない中庸な心/精神
広場的なおおらかな心/精神

そして、
なによりも優越感なき心、
差別なき平等な心・万物に畏敬ある心
・・・ 等を培う”学び”でありたい!

—————————————–

偉そうなことを書いていますが、
以上のことができない稚拙な私ですので、自分自身に対して絶えず言い続けなくてはいけない ” 思考/思想 ” なのです。

ですから、・・・
学び続けなくてはならないのです。

☆ ☆ ☆

御託は、シュタイナー思想を学ぶための、自分自身への 《 いましめ 》 なのです。

インド/バラナシ:ガンガ(ガンジス河)の夜明け


シュタイナー特集の”本題”に入る前に、

なぜ、このような”イマシメ”を自分自身に枷せ、シュタイナー特集 の入り口で「宗教と科学/学問」や「におい」について明記しているかというと、・・・

人生の旅の途中でインドに嵌り、そこで見た、生まれながらにしての差別や宗教との関係、サドゥ(修行僧)達との生活体験から生まれたことです。

その事が書いてありますので、興味のある方は下の文字(筆者の戯言)をクリック/タップして読んでみて下さい。

—————————————

シュタイナー特集には関係ないことですので、別枠に致しました。

 クリック/タップ
  ▼ ▼ ▼

☆ 筆者の戯言 ☆


★ ★ ★ ★ ★



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NEXT

精神科学/人智学 – 神秘学の礎

Rudolf Steiner
ルドルフシュタイナー
Geisteswissenschaft/Anthroposophie
( 精神科学/人智学 )




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★ ★ ★

 ◆ 神秘学の礎 1
  1・思想/思考
  2・神秘主義と神秘学
  3・簡単に神秘主義とは
  4・神秘主義的思想の起こり
  5・ヨーロッパの神秘主義
    ユダヤ教神秘主義
    イスラム教神秘主義
    グノーシス
    神学
    スコラ哲学
    超越主義/エマーソン
    エラノス倫理会議
 神秘学の礎 2 
  精神科学 / 人智学とは
  人智学協会創設の流れ
  言葉の ”所以”
◆ 神秘学の礎 3
  学びの基本姿勢
   ———
◆ 自然科学と精神科学
  自然科学と精神科学の融合
◆ 自然科学者と精神科学者の言葉
◆ 何故、・・・
  同じ方向に歩まないのだろうか?
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シュタイナー特集
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精神科学 / 人智学の礎